「ゆずり葉」の編集／記録を担当した（株）映広の宮武由衣さん
「JPPA AWARDS 2010経済産業大臣賞」受賞！！
（2010年5月28日）
社団法人日本ポストプロダクション協会のウェブサイトはこちら。
この賞は経済産業省所管の（社）日本ポストプロダクション協会が、ポストプロ業務（収録した素材の映像や音声を編集し仕上げをする作業）に携わる編集・MA技術者たちの技術向上と優秀な人材の育成を目指し、設立したものです。
平成9年より『JPPAAWARDS（賞）』を設け毎年150本近い作品の中から選奨を行なっています。
『経済産業大臣賞』は最上位の賞になります。
改めて「ゆずり葉」が映画として、高い評価を得ていることが証明されました。
●『ゆずり葉』は私が編集で関わった作品の中でもとりわけ思い入れのある作品なので、心から嬉しいです。
通常の編集だけでなく、撮影現場では記録を行い、編集と同時に字幕を入れて、最終的には色補正やエンドロール等のタイトル関連まで作りました。
ろう者と聴者の壁を越えただけでなく、編集マンとしての壁も越えて精一杯、良い作品になってほしい、たくさんの方々に喜んでもらいたいという思いで取り組んだ作品なので、この作品の意義を感じ評価して頂けたことに感無量の思いです。
また才能溢れる早瀬監督始め優秀で心暖かいスタッフの皆様と出会えたからこその賞ですので、皆様に感謝の気持ちを申し上げます。（宮武さん談）
●受賞のポイントは編集のスキルを評価されたことになります。
編集作業には、素材のタイミングや構成を考えるクリエーターとしての部分と画質、色などの技術エンジニアとしての部分があります。
ばらばらに撮影した素材をいかにわかりやすく効果的につなげるかが編集ですが、その2つのポイントともに素晴らしかったということになります。
また、もちろん編集技術が評価されたのですが、作品自体の素晴らしさが 評価をさらに上げたことは言うまでもありません。（映広・新井氏談）
●私と宮武さんが納得いくまでとことん編集ができる環境を作ってくれた連盟のお陰と感謝しています（早瀬監督談）
