【卓球】上田萌「銀」佐藤理穂「銅」(女子シングルス)
本日(9月14日)、卓球競技・女子シングルス(出場者50名)決勝で、日本選手団主将をつとめる上田萌(うえだもえ)選手(東京都)が、中国のHUANG Meng Ping選手と激しいデッドヒートを繰り広げた末、3:4(11-6,11-9,11-13,7-11,9-11,11-9,10-12)で惜敗した。上田選手との準決勝に敗れた佐藤理穂(さとうりほ)選手(東京都)は3位決定戦に回り、LIN Huan選手(中国)に4-0(11-5,11-3,11-2,13-11)で完勝、銅メダルを獲得した。
サーブをする上田選手 【写真拡大】 |
ボールを返す上田選手 【写真拡大】 |
表彰台の上田選手 【写真拡大】 |
◆上田萌選手のコメント
あと一歩のところで負けてしまいました。まだまだ世界チャンピオンにはなれないことを実感しました。日本に帰って、この決勝試合を振り返って反省して日々練習に励み、4年後リベンジしたいと思います。
◆佐藤理穂選手のコメント
本当は金メダルを取るのを目標にしていました。しかし、準決勝で同じく日本の選手(注:上田萌選手)と対戦することになってしまい、負けてしまいました。お互いに精一杯やった結果ですから、気持ちを切り替えて3位決定戦ではなんとしても勝って銅メダルを獲ろうと思っていました。皆さんが応援してくれたから、皆さんと一緒に頑張れたんだと思います。
◆卓球 佐藤真二監督のコメント
(上田選手について)かなりのデッドヒートだったが負けは負け。この世界では、「強い人が勝つ」のではなく、「勝ったから強い」のである。上田の試合については運もあると思う。次は心も技術も磨いて強くなって成長していってほしい。
(佐藤選手について)彼女は上田選手を尊敬していて、上田選手の後を追ってきたようなところがある。上田選手が金、佐藤選手が銀だったらもっと良かったのだが。いい想い出ができたのではないか。
卓球には障害者もろう者も健聴者もない。ただ「アスリート」がいるだけだ。そんなことを今回のデフリンピックを振り返って改めて感じました。
(21時20分)