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【動画】メダル第一号、山中孝一郎選手(男子マラソン)にインタビュー

掲載日: 2013/07/25 カテゴリー: 速報



(インタビュアー:嶋本総務部長)

嶋本:こんにちは。日本選手団メダル第一号の選手の登場です。まず自己紹介をお願いします。

山中選手:こんにちは。山中孝一郎です。男子マラソンの選手です。

嶋本:マラソン競技はブルガリア・ソフィアでやったのですか?

山中選手:いいえ。ブルガリアの近くのドイツでやりました。

嶋本:ドイツですか。なぜドイツでやったのでしょうか?

山中選手:もともとはブルガリア・ソフィアでやる予定でしたが、運営など様々な事情があり上部で検討し合っていた時に、ドイツで市民マラソン大会、つまり聴者のマラソン大会を開催する情報があり、ドイツろうスポーツ協会がこの大会の中でデフリンピック競技としてできるよう段取りを進めて下さり、ICSDからも公認として認められたということで、マラソン競技だけはドイツでやることになったようです。

嶋本:そうですか。ドイツでやったのですね。ドイツで走ってみた感想はいかがですか?

山中選手:ドイツのマラソン大会はアルプス山脈の麓で行ったので、景色はとてもよかったです。コースはどうだったかというと、道が舗装されておらず、石ころだったり草が生えていたり、山の上だったので走りにくいところがありました。他にもスタッフが少なかったので、コースが分からなくなる時があり、ろう選手の参加が13人だったのですが、スタートして途中まで私は4位を走っていたのが、道をまちがえて2〜3分のロスが出てしまい、後ろの選手たちにどんどん抜かれて7位か8位に後退してしまいました。これは前半のことで、そこから、後半は頑張って自分のペースで、前にいる選手を一人一人抜くことに集中するよう気持ちを切り替え走った結果、34kmのところで、3位と思われる選手を追い抜きました。その後も自分のペースを維持するようにし、疲れが出てきたけれども意地と気合で逃げることだけを考えました。チームのスタッフが今3位だよと教えてくれたときはとても嬉しかったです。(ゴールが近づいてきたところで)日本の旗を持ちながらウィニングランしてゴールしました。

嶋本:素晴らしいですね!今回好成績が出ましたが、今後はどうしたいと考えていますか?

山中選手:まず、私を応援して下さった方々にお礼を言いたいです。このメダルを取れたのは本当に、応援して下さった方、お世話なった方々がいたから、最高の結果を出すことができたと思っています。もともと市民ランナーなので、これからも頑張って行きたいと思います。私の夢ですが、福岡国際マラソンやびわこマラソンなど、オリンピックを目指す選手が参加するような大きな大会がありますが、その中でも最高の東京マラソン大会で、エリートの部があるのですが、私の最高記録が2時間26分なのですが、そこの部は2時間23分00以下でないと参加申込ができないのです。そのタイムを切れば、参加申込ができますし、スタートラインに立てるのです。大変ですがそれが夢なので目標に切り替えてかんばりたいと思います。

嶋本:壮大な夢をお持ちですね〜!それに向けて頑張って行くのですね。こちらは銅メダル。素晴らしいですね。日本勢メダル第一号、本当におめでとうございます!!!

山中選手:ありがとうございます。

関連情報:【陸上競技・マラソン】早くも日本勢メダル第一号・銅メダル獲得!!!