自分が生まれた国の記念日を思い返しながら、「なぜこうした日が大切なのか」を改めて考えさせられています。社会における重要なテーマについて、社会全体の関心を集め認識を広げるために、記念日が存在するのです。国際的な記念日や、各国の記念日には、ろうコミュニティにとって大きな意味があります。記念日を通して、大切なメッセージを毎年伝え、国を越えてろう者をつなぎ、ろう者の権利擁護活動の土台を築くことができるのです。
「手話言語の国際デー」、「国際ろう者週間」、各国の手話言語に関する記念日、さらに、「世界耳の日」などは、世界各地で、各国の手話言語の大切さを社会に訴え、ろうコミュニティの人権としての言語権や手話言語に対する理解を広げる機会になります。
この日(訳注:米国における「先住民の日」と「感謝祭(サンクス・ギビング)」のことと思われる)の精神に基づき、世界中の先住民族コミュニティのろう者と手話言語に感謝と敬意を表したく思います。また、世界ろう連盟(以下、WFD)は、多くのボランティア、正会員、個人会員の皆様に心より感謝申し上げます。皆様の献身的な支えが、WFDの活動を強くし、世界中で手話言語の人権を前進させています。皆様に改めて感謝の気持ちをお伝えするとともに、この感謝の精神が今後も皆様の活動とコミュニティを支え続けることを願っています。
日本語訳を読まれるにあたってのご参考情報
ドーハで開催された「第2回世界社会開発サミット」にWFD理事長のジョセフ・マレー博士(Dr. Joseph Murray)が出席し、世界的な社会開発において、ろう者が重要な役割を持つことを訴えました。このサミットは、国際ネットワークの強化や戦略的パートナーシップの拡大ができるなど、各国の手話言語を促進するための貴重な機会となりました。また、「ザイード高等機構」やパートナー団体と共催した特別サイドイベントでは、マレー博士が登壇し、社会開発の一部として、ろう者の言語権を推進することの重要性について力強いメッセージを発信しました。
セルビアでの研修:ジェンダーに基づく暴力に関する情報へのアクセスについて
WFDの理事であるフロージャン・ロジュバ(Florjan Rojba)が、セルビアで研修を実施しました。この研修の目的は、ろうコミュニティが家庭内暴力やジェンダーに基づく暴力に関する情報へアクセスしやすくすることです。ワークショップでは、主要なテーマとして、エンパワメント、人権、国連障害者権利条約に基づく権利擁護について取り上げました。
第5回アラブ障害のある女性フォーラム会議
WFDは、エジプトで開催された「第5回アラブ障害のある女性フォーラム会議」に参加できたことを誇りに思います。WFDからは、理事のヨルディス・ハラルズドッティル(Hjordis Haraldsdottir)が参加しました。この会議では、「アラブ障害者の10年」、「北京+30」、「障害のある女性の政治参加」が主なテーマとして取り上げられました。平等とインクルージョンの実現に取り組む世界中の団体や個人が集まって交流する機会となりました。
コロンビアでの人権に関する発表
コロンビアの「国立ろう研究所(正式名称:Instituto Nacional para Sordos、略:INSOR)」の設立70周年記念行事が開催され、WFDの副理事長は、ろう者の人権を守り保障する力を強化する重要性について力強い講演を行いました。副理事長は、ろうコミュニティのエンパワメントや平等なアクセスの確保、手話言語の認知の重要性を強く訴えました。

デンマークで開催された研修:Frontrunners(フロントランナーズ)
WFD理事長のジョセフ・マレー博士(Dr. Joseph Murray)は、デンマークで実施されているリーダーシップ研修プログラム「Frontrunners(フロントランナーズ)」に参加し、WFDの取り組みに関するワークショップを実施しました。
WFDと欧州ろう連合は、障害のある女性や少女が直面している複合的かつ交差的な差別に対応するためのガイドライン案について、CRPD委員会へ共同提案書を提出しました。
提案書の主な内容は以下のとおりです。

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