※以下はWFDニュース2025年8月号より抜粋(全日本ろうあ連盟仮訳)
WFD News August 2025 - provisional translation by the Japanese Federation of the Deaf
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WFDニュース - 2025年8月

理事長によるメッセージ
理事長

世界ろう連盟(以下、WFD)理事長は、先日閉幕したWFDの「第5回国際研究大会」を振り返り、WFDの正会員、準会員、国際会員が交流を深め、非常に重要な課題について議論する「場」が創出された意義について考察しています。このような成果が実現できたのは、WFDという組織が作り出した「場」があり、全ての有人大陸から50カ国以上の人々を結集させることができたからです。ろう協会は、多くの場合ろう者の権利擁護を目的として活動しますが、同時に重要なのは「ろう者が集い対話する場」を創造することです。今回の国際研究大会は、その役割を果たす大きな機会となりました。

地域、国内、国際レベルのろう協会は、ろう者に対話や交流の「場」を提供することができます。こうした「場」は、ろう者のエンパワーメントやコミュニティの強化に欠かせず、現在そして将来の課題に立ち向かうための基盤となります。

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第5回WFD国際研究大会

第5回WFD国際研究大会

WFDはケニア・ナイロビで初めて、「ろう女性とジェンダー平等に関する事前会議」を開催し、ジェンダーの正義とエンパワーメントをテーマに取り上げました。ザンビア、インド、スペイン、フランス、ドイツ、スウェーデンから参加したろうの女性リーダーたちは、体験談や研究成果、そして制度的な障壁を取り除くための戦略を共有しました。

発表者たちは、手話言語による教育、医療、地域社会へのアクセスを早急に確保する必要性について強く訴えるとともに、ろう女性を力づける(エンパワーする)草の根活動も紹介しました。

第5回WFD国際研究大会

第5回WFD国際研究大会

第5回WFD国際研究大会

第5回WFD国際研究大会

メイン会議の1日目には、マールチェ・デ・ムールダー博士(Dr. Maartje De Meulder)が「人工知能と手話言語」をテーマにワークショップを行い、AIを活用したツールに関して可能性とリスクの両方について説明しました。博士は、ろうコミュニティに対して、AI技術に潜む偏見を批判的に検証し、AI開発への積極的な参加するよう呼びかけました。

マールチェ・デ・ムールダー博士

ペンニナ・ブリムとスサーナ・スティグリッチ

2日目には、気候変動と防災に焦点が当てられました。WFDの専門家であるペンニナ・ブリム(Penninah Vulimu)とスサーナ・スティグリッチ(Susana Stiglich)は、政府に対して緊急時の計画に手話言語の権利を組み込むよう求めました。2人は、ろう者主導の解決策やインクルーシブな政策立案が命を守る上で不可欠であることを訴えました。

3日目には、戦略担当のシェーン・フェルドマン(Shane Feldman)が「強靭なろう団体の構築」について講演し、ガバナンス、倫理的なAIの活用、持続可能な資金調達について語りました。フェルドマンの「目的に基づいたリーダーシップ」と「公平性を重視した戦略」への呼びかけは、50か国の参加者に自国の協会を強化する決意を促しました。

シェーン・フェルドマン

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公式ロゴ

WFDは「第20回WFD世界会議」の公式ロゴを発表できることを誇りに思っています。このロゴは、世界中のろうコミュニティの団結、力強さ、多様性を象徴しています。

デザインはヨルダンのろう者によるもので、全41件の応募作品の中から選ばれました。

第5回WFD国際研究大会

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「DHI会議2025」での発表

「DHI会議2025」での発表

WFD理事長のジョセフ・J・マレー博士(Dr Joseph J. Murray)は、ベルギーで開催された「国際ろう者歴史学会(Deaf History International Conference、DHI)会議2025」の開会式でスピーチをしました。理事長は、「歴史は単に過去のものではなく、私たちが現在行うことに受け継がれ、未来を形づくるものである」と訴えました。

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