※以下はWFDニュース2024年11月号より抜粋(全日本ろうあ連盟仮訳)
WFD News November 2024 - provisional translation by the Japanese Federation of the Deaf
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WFDニュース - 2024年11月

理事長によるメッセージ
理事長

世界ろう連盟(以下、WFDとする)の権利擁護活動と、WFDの活動におけるろうコミュニティの力について、WFD理事長の考えを述べたビデオメッセージを掲載します。理事長は、強く、多様で、強固なコミュニティがあれば、WFDが多くのことを達成できること、だからこそWFDは、個人として、組織として、ろうコミュニティを育てていく必要があることを伝えています。


第5回WFD国際研究大会

第5回WFD国際研究大会

2025年8月12日から14日までの間、ケニアのナイロビにおいて、「第5回WFD国際研究大会」が開催されます。会議のテーマは「手話言語権の前進」であり、プログラムでは、以下の3つのサブテーマに焦点を当てます。

  1. 変化する世界:気候変動や防災の文脈における手話言語権を保障する。
  2. 人工知能と手話言語:人工知能がもたらす課題と機会に取り組む。
  3. しっかりとしたろう協会:ろうコミュニティを支えるために、持続可能で強靭な組織を構築する。

このように総合的な取組をすることで、手話言語権の前進における世界的な課題、技術の進歩、組織の強靱さとの関わりに焦点を当てます。

さらに、「ろう女性とジェンダー平等に関する事前会議」も開催されます。これにより、手話言語権を世界的に推進するために様々な取り組みをする中で、「ジェンダー平等とろう女性のエンパワーメント」も極めて重要な課題の1つであることを強調します。

このイベントの対象は、WFDの正会員および準会員です。また、WFD地域事務局代表や専門家グループのメンバーも参加できます。

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G7での活動による影響
G7での活動による影響
G7での活動による影響

G7での活動による影響

10月、WFDはイタリアで開催された「G7包摂と障害に関する担当大臣会合」に出席しました。このサミットは、世界7大経済国とその他の招待国が一堂に会するものです。

この催しにより、WFDはフランス代表を含む数カ国の代表と会う機会を得ました。G7の後、障害担当国務長官がWFDフランス正会員と連絡を取り、実りあるフォローアップ会合が実現しました。このように、フランス正会員との協力で準備されたこの大会が非常に効果的であったことが証明されました。

フランス正会員は、今回のWFDとの協力が、フランスにおけるろう者の権利を促進するための重要な一歩となったことについて、WFDに感謝の意を表しています。


人工知能(AI)に関する特別グループに参加しよう
特別グループ

人工知能(AI)の急速な台頭は、アクセシビリティと手話言語使用に新たな可能性をもたらします。一方で、人工知能(AI)の開発プロセスからろうの専門家が排除されることがあっては問題です。

これに対処するため、WFDは、「AIと各国手話言語に関する立ち位置を構築するための特別グループ」を結成しました。このグループは、AIがろう者の権利を尊重し、各国の手話言語を促進するよう、政策立案者、研究者、開発者を指導します。

WFDは、AI、言語学、手話言語研究、権利擁護の専門家にこの取組に参加していただけるよう呼びかけています。募集要項については、下記のリンクをご覧ください。

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WFDの活動の紹介

執行委員会

執行委員会

WFD理事長、副理事長、事務局長が一堂に会し、2日間にわたり執行委員会が開催されました。

会談

米国の障害に関する特別顧問との会談

WFDは、米国の「国際障害のある人権利特別顧問」(Special Advisor on International Disability Rights)であるサラ・ミンカラ(Sarah Minkara)氏と会談し、150人のろう児をガザからヨルダン川西岸のろう学校に避難させ、安全を確保し、教育を受けさせるための支援を求めました。

会談

米国国務省にて「Deaf At State」の代表者との会談

WFDチームは、ろう者や手話を使う人々のネットワークであり、国務省と共に活動するグループ「Deaf At State」と面会しました。WFDは、世界中のろう者が置かれている状況や、人権活動を支援する際に、ろう協会が国務省がどのように協力しできるかについて意見交換しました。

第5回国連データフォーラム

第5回国連データフォーラム

WFDはコロンビアで開催された「第5回国連データフォーラム」に参加しました。事務局長のパメラ・モリーナ(Pamela Molina)が、WFDが行っているデータ収集プロジェクトに関してプレゼンテーションを行いました。


日程を空けておいてください!

障害のある女性は、特に性と生殖に関する保健医療サービスへのアクセスにおいて著しい健康格差に直面しています。これは、エーブリズム(Ableism : 障害のない人優位主義、障害のある人への差別)やジェンダー・バイアスなどによる交差な的な障壁が原因で起きています。

国際障害同盟、国際ダウン症連合、ASEAN障害フォーラムが主催するウェビナー「障害のある女性の健康の公平性」は、優れた実践や障害のある女性の経験に焦点を当て、「世界障害サミット2025」に向けたインクルーシブな保健医療へ貢献します。

WFD理事のビクトリア・マニング(Victoria Manning)が、ナイジェリアとボリビアにおけるろう女性の健康へのアクセスに関するデータ研究プロジェクトを発表します。

日付:2024年12月4日
時間:午後10時~12時(日本時間)
(中央ヨーロッパ時間:CET:2:00 - 4:00 PM)

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「第5回WFD国際研究大会」に向けた準備会議

準備会議

「第5回WFD国際研究大会」(5th WFD Conference)に向けて、国際研究大会委員長とWFD世界会議渉外係は、2025年の大会組織委員会と緊密に連携しています。WFDは、大会の組織化が順調に進んでいることを喜ばしく思っています。


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