アイスランドのレイキャビックで、世界ろう連盟(以下WFDとする)の理事会が開催されました。4日間にわたる会議では、「2023~2027年の行動計画」の進捗状況や進行中のプロジェクトについて確認することができ、良い機会になりました。
WFDは、WFD正会員であるアイスランドろう協会の温かい歓迎に感謝しています。
WFDは、イタリアで開催された「G7包摂と障害に関する担当大臣会合」に出席しました。この会議には、経済において世界上位に入る7ヵ国であるG7と、その他の招待国が参加しました。
WFDはこの貴重な機会に、G7各国の政府閣僚と会談しました。そして、WFDのビジョンやWFDの各国会員が考える権利擁護の目標に向けて前進しました。
WFD副理事長のカスパー・ベルグマン(Kasper Bergmann)は、世界保健機関(WHO)が主催する「保健医療の公平性と障害に関する世界専門家会議」に参加しました。
WFDは、保健医療へのアクセスにおいてろう者が直面する課題に対する認識を高め、達成可能な最高水準の保健医療に対する権利に関しての勧告を行いました。
ブラジルで開催された「手話言語研究会議」(ポルトガル語表記:Congressos de Pesquisas em Línguas de Sinais、略:Copels)において、WFD理事長がプレゼンテーションを行いました。この催しは「言語学と手話言語」と「手話言語の翻訳と通訳」に焦点を当てており、600人以上が参加しました。
また、WFD正会員であるブラジルろう協会のフェネス(Feneis)理事長と会う機会もありました。
(訳注:以下、Copelsのサイトより抜粋したものです)
このイベントでは、ブラジル手話言語(Libras)とポルトガル語の間のプロセスに重点を置き、翻訳、通訳、ガイド通訳に取り組み、さまざまな研究観点から社会専門的範囲を探求します。異文化間、間言語間、間記号論、インターモーダルの側面を含むさまざまなテーマが、翻訳と解釈のプロセスに影響を与えるため、議論されます。これらのプロセスに含まれるさまざまな要求を理解することで、翻訳者、通訳者、通訳ガイドはより適切かつ効率的な意思決定を行うことができます。
さらに、この会議の主な対象者は、国内の最も多様な機関でLibrasの翻訳と通訳の専門家を訓練しているブラジル人教師と、現在8つの連邦大学が提供しているLibras-ポルトガル語の翻訳者と通訳者を訓練する学部コースの教師です。全国の手話翻訳・通訳研究の修士や医師の養成に携わる他の専門家も含まれます。
東ヨーロッパおよび中央アジア地域事務局(EECARS)は、2024年10月16日にウズベキスタンで会議を開催しました。この会議には、9カ国の代表が出席しました。地域事務局長には、グリゴル・グリゴリアン氏(Mr. Grigor Grigoryan)が再選しました。事務局長の任期は、2年間です。
地域報告書「力強いけれど見過ごされがちな存在:アフリカの障害のある女性達と今も続くインクルージョンへの闘い」(Powerful Yet Overlooked: African women with disabilities and the ongoing struggle for inclusion)が正式に発表されました。
アフリカ全土の障害のある女性および多様なジェンダーを持つ障害のある人の計244名と、女性主導の組織23団体から、発見し、知り、学び、そこから得たものを共有しましょう。
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