先週(9月23日から29日)、ろう者に世界中の注目が集まりました!この間、多くの国で祝典が行われ、各国の手話言語の重要性とろう者の権利を強調しました。この期間は、ろうコミュニティの豊かな文化や多様性を尊重し称えるだけでなく、ろう者が直面している現在進行形の課題に対する認識を高める機会でもあります。私たちは、ろう者の人権を擁護し、各国手話言語が音声言語や書記言語と並んだ平等な地位を得られるよう、引き続き尽力します。
WFDは、ろうコミュニティの文化、権利、貢献を称える一連の重要なイベントに世界各地で参加しました。WFDの代表は、ニュージーランド、フィンランド、メキシコ、カナダ、タイを訪れ、現地のろう者と交流し、手話言語への平等なアクセスと各国手話言語の認知の重要性について認識を高めました。
WFDは、2024年9月23日の「手話言語の国際デー」にちなんで、公共スペース、ランドマーク、公的な建物を青い光でライトアップするよう世界的に呼びかけました。この象徴的な取組は、各国の手話言語の重要性に対する認識を高めることを目的としています。
世界中の多くの都市や機関からご参加いただき、ありがとうございました。青くライトアップされたこれらの場所は、各国の手話言語の認知度を高め、「世界中のろう者が、どこでも手話言語でコミュニケーションできる社会へ!」を目指すWFDの使命に賛同してくだいました。
WFDは今年も「グローバル・リーダーズ・チャレンジ」を行いました。このチャレンジの開催は今年で3回目であり、本年のテーマは「手話言語の権利を主張しよう!」でした。地域レベル、国家レベル、国際レベルの指導者がこのチャレンジに参加し、各国の手話言語の認知を促進し、世界中のろう者の権利を支援することを約束しました。
WFD理事長は最近、フィンランドのヘルシンキを訪れ、一連の会合やイベントに参加しました。
WFD理事長は、フィンランドの障害インクルージョン担当大臣であるペトリ・プハッカ(Petri Puhakka)氏と会談し、アクセシビリティとろう者の権利を促進するための戦略について話し合いました。さらに、WFD理事長は外務省の代表とも会談し、手話言語権の促進とろう者を世界的な政策枠組みへインクルージョンすることを促進するための国際協力について話し合いました。
ヘルシンキ滞在中、WFD理事長はフィンランドのテレビ局YLEのインタビューに応じ、WFDの活動を紹介しました。また、WFD名誉理事長である、リイサ・カウピネン博士とマルック・ヨキネン氏ともお会いすることができました。
MITSマスターコースの一環として非営利組織メイソン・パーキンスろう者基金(Mason Perkins Deafness Fund onlus、MPDFonlus)が主催するこのセミナーは、ろう者、通訳者、翻訳者、研究者にとって、紛争や人道危機の状況におけるろう者について学ぶ、非常に良い機会です。
・ペニンナ・ブリム(Peninnah Vulimu):WFDの防災担当
・ミリアム・グロッタネッリ・デ・サンティ(Miriam Grottanelli de Santi):MPDFonlus理事長
・ハーバート・クレイン(Herbert Klein):精神保健におけるろう者の独立アドバイザー
国際手話と英語でセミナーを行い、通訳も提供します。主催団体と参加者を支援するため、40ユーロの寄付をお願いしています。
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