アラブ首長国連邦(以下、UAE)のアブダビで、世界ろう連盟(以下、WFD)の旗が次の「WFD世界会議」の開催地に引き継がれる、「WFD旗の引き継ぎ式典」が行われました。
この訪問は、2027年に開催される「第20回WFD世界会議」に向けて、WFDとUAE正会員とが協力を開始する機会になりました。式典にはアラブ地域全体のろう者団体や様々な国のろう者が出席しました。式典は公共の公園で開催され、公園内の大型ビデオスクリーンで数千人が見守りました。UAEは特別な世界会議に皆様をお迎えする準備が整っています!
2023年10月7日以降、WFDは直ちにパレスチナの正会員とイスラエルろう協会に連絡を取り、支援を申し出ました。
パレスチナの正会員とは、主に彼らのニーズに焦点を当て、話し合いを続けてきました。また、国連、世界食糧計画、国連児童基金(ユニセフ)、人道支援団体など、紛争に取り組む国際組織と何度か会議を開きました。
WFDは最近、イスラエルろう協会と会談し、宗教、国籍、民族などに基づく違いに関係なく、また地理的・政治的な状況に関係なく、ろうコミュニティは公平な味方であることを強調しました。
WFDは、現在および将来の緊急事態においてろう者を支援するための活動を続けています。寄付をすることで、あなたもこの活動を支援することができます。
WFDは、様々な専門分野の専門家とともに、WFD専門家グループとして活動することを希望する個人を募集しています。WFD専門家グループの全体的な目的は、それぞれの専門分野に関連する特定の専門知識、指導、助言を提供することにより、WFD事務局の日常業務を支援することです。
WFDは、6つの専門家グループそれぞれについて、1名のボランティアのコーディネーターと数名のボランティアの専門家を募集しています:
応募締め切り:2024年3月10日
1880年に開催された「ミラノ会議」が国連教育科学文化機関(ユネスコ/UNESCO)「世界の記憶」に推薦されたことを受けて、WFDはライブ配信を行います。「ミラノ会議」の決議は、世界的に、手話言語が教育的・文化的に切り捨てられることに影響を与え、何世代にも渡る、ろう者の言語剥奪、教育的不利、社会的排除を助長したと考えられています。
ライブ配信には、以下の方々が出席します。
ギャローデット大学でのプレゼンテーション
WFDは、ギャローデット大学のアメリカろう者民主主義センター(Center for Democracy in Deaf America)でプレゼンテーションを行いました。
このプレゼンテーションでは、ろう者の人権権利擁護の課題と解決策に焦点を当てたたものでした。
UAEの事務所の落成式
WFDは、正会員であるUAEの新事務所の落成式に出席しました。落成式はUAEろう協会の14周年記念も兼ねていました。
この催しは、WFDがUAEのろうコミュニティと交流する機会になりました。
国際障害同盟(IDA)と世界障害イノベーション・ハブ(Global Disability Innovation Hub:GDI Hub)は、「支援技術ユーザー調査2023」を開始しました。これはオンラインの調査で、障害のある人やその他の支援技術ユーザーを対象に、支援技術へのアクセシビリティとその利用可能性に関する重要な根拠を収集することを目的としています。
参加者の貢献は、ろう者のニーズを考え、ろう者の困りごとを確実に考慮するための政策を策定するのに役立ちます。
この調査は、国際手話、アラビア語、英語、フランス語、スペイン語で回答できます。
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