2023年は強化に焦点を当てた1年でした。
WFDによる5つの大きな成果を以下にご紹介します。
2024年は、WFDのビジョンである「世界中のろう者が、どこでも手話言語でコミュニケーションできる社会へ!」を達成するための活動を強化する年にします。
ろう者は社会の中で自然言語の使用を奪われることが多々あり、そのために脆弱性を経験します。危機が起きた時、ろう者は真っ先に人権の剥奪に直面します。WFDは、災害や人道上の緊急事態の際、ろう者に寄り添います。現在、パレスチナ、モロッコ、ハイチなど世界各地で、WFDはろう協会や人道支援NGOと協力し、ろう者の権利を確保しています。WFDの活動の例を紹介します:
災害時におけるろう者の権利支援に参加しましょう。今すぐ寄付しましょう!ろう者はあなたを必要としています!
WFDは、ジュネーブで開催された国連の「少数者問題に関するフォーラム」の第16回会合で、ろう者の言語的人権を推進しました。
WFD理事長のジョセフ・マレー博士(Dr Joseph Murray)は、国連本会議で声明を発表し、ろう者を言語的マイノリティとして認める必要性を強調しました。また、WFDは、マイノリティ・ライツ・グループ・インターナショナル(Minority Rights Group International)と共同で、サイドイベント「言語的マイノリティの観点からろう者のインクルージョンを確保するため、各国の手話言語権を認知する」を主催しました。
WFDは、様々な専門分野の専門家とともに、WFD専門家グループとして活動することを希望する個人を募集しています。WFD専門家グループの全体的な目的は、それぞれの専門分野に関連する特定の専門知識、指導、助言を提供することにより、WFD事務局の日常業務を支援することです。
WFDは、5つの専門家グループそれぞれについて、1名のコーディネーターと数名の専門家を募集しています:
応募者は、方針説明書や声明など、これまでの専門家グループの活動例をウェブサイト(https://wfdeaf.org/resources/)でご覧いただけます。
応募締切:2024年2月16日(金)
国際障害同盟(IDA)と世界障害イノベーション・ハブ(Global Disability Innovation Hub:GDI Hub)は、「支援技術ユーザー調査2023」を開始しました。これはオンラインの調査で、障害のある人やその他の支援技術ユーザーを対象に、支援技術へのアクセシビリティとその利用可能性に関する重要な根拠を収集することを目的としています。
調査の目的は以下の通りです:
参加者の意見は、2024年3月に包括的な報告書として出版され、データに基づく権利擁護のための強力なツールとなります。
この調査は、アラビア語、英語、フランス語、スペイン語、国際手話で回答できます。
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