WFD News November 2023 - provisional translation by the Japanese Federation of the Deaf
WFDニュース - 2023年11月
ろう児の権利宣言
WFD評議員会において、WFDは「ろう児の権利宣言」を承認しました。この宣言には、世界中の全てのろう児の権利を宣言する10の条文が含まれています。
ぜひご一読いただき、地域、国、国際レベルでの権利擁護活動にご活用ください。
各国手話言語の保護
今年、WFDは非営利団体「クリア・グローバル（Clear Global）」と新しいパートナーシップを結びました（訳注：旧称は「トランスレーターズ・ウィズアウト・ボーダーズ（Translators without Borders）」です。現在「トランスレーターズ・ウィズアウト・ボーダーズ」は、「クリア・グローバル」内の一部署となっています。）この団体は、使用する言語に関係なく、人々が重要な情報を入手し、しっかりと認識されることを支援する団体です。緊急事態において、「性的搾取・虐待からの保護(Protection from Sexual Exploitation, Abuse：PSEA)用語集アプリ」は、性的搾取や虐待から人々を守るために働くプログラムスタッフ、ボランティア、翻訳者、通訳者にとって必要なリソースです。
WFDは、208の保護に関する用語について、ポーランド手話言語、ルーマニア手話言語、ウクライナ手話言語のビデオ翻訳を、これらの国の正会員とともに開発しました。
ベトナムでの手話言語権研修
日本財団が支援するプロジェクトの一環として、2023年の「第3回手話言語権研修」を開催しました。ベトナムでの8日間の研修では、人権、CRPD、手話言語の法的認知の重要性に焦点を当てました。
ベトナム全土から集まった各参加者にとって、手話言語権を保障するための国際条約や権利擁護活動に精通する機会となりました。
WFDの活動の紹介
スペインでのプレゼンテーション
WFD理事長のジョセフ・マレー博士（Dr Joseph Murray）とWFD理事のフアン A. デ・グーベア（Juan A. de Gouveia）が、WFDの正会員であるスペインの全国ろう連盟（Confederación Estatal de Personas Sordas：CNSE）を通じて、スペインの地域協会にプレゼンテーションを行いました。
WFD理事会
WFD理事会は2023年7月に選出されて以来、初めての会合を開きました。1日間のワークショップの後、3日間の会議が行われました。これはWFDYS理事会との関係を強化する機会にもなりました。
南アフリカ・ケープタウンで開催されたこの会議の運営を担当した、WFD正会員の南アフリカろう連盟（DeafSA）に感謝します。
国連少数者問題に関するフォーラムのサイドイベント
WFDとマイノリティ・ライツ・グループ・インターナショナル（Minority Rights Group International）は、2023年12月1日に国連ジュネーブで開催される国連の「少数者問題に関するフォーラム」でサイドイベントを主催します。
「言語的マイノリティの観点からろう者のインクルージョンを確保するため、 各国の手話言語権を認知する」
このサイドイベントは、基本的権利として各国の手話言語を認知し、促進することの重要性について、参加者全員に理解を深めてもらうことを目的としています。パネリストの多様なプロフィールは、各国手話言語の認知と保護に向けた協力的な取り組みにおいて、利害関係者が果たすべき重要な役割を強調しています。
関心の表明
WFDは新しいウェブサイトを開発する予定です。現在、サービスプロバイダーを探しています。
申し込みは2023年11月30日までにお願いいたします。
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