世界ろう連盟青年部は、世界保健機関(WHO)の世界ユース・カウンシル(World Youth Council)に代表として参加する予定です。世界ろう連盟青年部の役割は、ろう者としての視点と障害がある人としての視点を提供し、WHOとともにアクセスとインクルージョンの問題を綿密に検討することです。主な目的の1つは、ろうの若者に影響する健康のための権利擁護と、その重要性に焦点を当てることにあります。私たちがどのように情報を提供し、形成し、計画し、戦略を立てて、ポジティブな影響を与えることができるかに注力します。
日本財団が支援する手話言語権プロジェクトの一環として、2022年の第3回目の研修を行いました。8日間にわたり、アレクサンダー・ブロックス(Alexandre Bloxs)(WFD人権担当)と、スサーナ・スティグリッチ(Susana Stiglich)(WFD手話言語権担当)が、人権、CRPD、シンガポールにおける手話言語の法的認知の重要性についての研修を行いました。
シンガポールろう協会理事会とそのスタッフからの参加者が、手話言語の権利を保障するための国際条約と権利擁護活動について学ぶ機会となりました。
約1ヶ月後には「国際ろう者週間」が開催されます。今年のテーマは「全ての人のためにインクルーシブ社会を築く」です。各日にちごとに、テーマを定めています。2022年9月19日から25日にかけてお祝いを成功させるために、会員の皆様はぜひこれらのテーマを活用してください。
2022 年の「手話言語の国際デー」では、手話言語によって生み出される「団結」に世界中の焦点が集まるでしょう。手話言語が自国の活気ある多様な「言語景観(注1)」の一部となるよう、ろうコミュニティと政府や市民社会組織が手を取り合って、育成・促進・認知するための共同努力を続けます。全てのろう者や各国の手話言語使用者がもつ言語的・文化的アイデンティの促進・保護は、パートナーシップおよび団結によってのみ達成することができるのです。その理由は以下の通りです。
手話言語で団結しよう!
2022年の「手話言語の国際デー」では、手話言語によって生み出される「団結」に再び焦点を当てます。手話言語が自国の活気ある多様な「言語景観(注1)」の一部となるよう、ろうコミュニティと政府や市民社会組織が手を取り合って、育成・促進・認知するための共同努力を続けます。
国のリーダー(首相、大統領、その他の政府関係者、国会議員、市議会議員など)は、自国の手話言語で今年のテーマである「手話言語で団結しよう!」と手話をしてください。
このチャレンジの詳細については、こちらをご覧ください。
公共の場所や公共のランドマーク、公式の建造物、大統領官邸、地方行政の建造物、市庁舎、競技場、その他のあらゆる場所で、2022年9月23日にブルーライト(青い光)を照らすよう呼びかけます。このイベントは、手話言語をブルーライト(青い光)で輝かせることを通じて、世界・市民・コミュニティ・社会を団結させることを狙いとしています。
このチャレンジの詳細については、こちら(日本語版)をご覧ください。
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注1:言語景観
情報・知識 imidas によると「街頭、公共施設、店舗などに見られる言語表記のこと。」
【引用文献】"言語景観[言語とコミュニケーション]", 情報・知識 imidas, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com, (参照 2022-04-14)