※以下はWFDニュース2022年6月号より抜粋(全日本ろうあ連盟仮訳)
WFD News June 2022 - provisional translation by the Japanese Federation of the Deaf
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WFDニュース - 2022年6月

WFDキャンパス
動画:WFDキャンパス

世界ろう連盟(WFD)は、WFDの人権活動が新たに拡大したことを喜んで発表します。「WFDキャンパス」は、WFDの新しいオンライン研修プラットフォームです。WFDは、ビデオや、双方向の人権研修ツールを作成し、これらを、WFD人権スタッフによる生のリモートアシスタンスと組み合わせて提供する予定です。

このプラットフォームは、計画されている研修の機会と組み合せ、主に加盟団体に提供されるものですが、様々な連携方法も受け付ける予定です。

近日中に詳細な情報をお送りします。

WFDキャンパス


第15回CRPD締約国会議
動画:第15回CRPD締約国会議

第15回CRPD締約国会議(COSP)は、ニューヨークの国連で開催され、対面式のイベントが復活しました。WFDの代表団(理事長、事務局長、人権担当)は、6月14日から16日に出席しました。

WFDは非常に注目されました。WFDチームは20以上のイベントを行い、パーマネント・ミッション(各国政府代表)との10の会議や、国連代表、NGO、パートナー団体との多くの会議を行いました。この3日間、WFDは、国連一般討論演説、市民社会フォーラム、サイドイベントにおいて、いくつかの公式プレゼンテーションを行いました。

第15回CRPD締約国会議

第15回CRPD締約国会議

第15回CRPD締約国会議

第15回CRPD締約国会議

WFDは、6月16日に、「手話言語の法的認知」をテーマとしたサイドイベントを開催し、多くの方にご参加いただきました。パネリストは、ジョセフ・マレー(Joseph Murray)博士(WFD理事長)、ゲデ・エイド・プトラ・ウィラワン(Gede Ade Putra Wirawan)氏(インドネシアろう福祉協会)、ケイティ・ローリー(Katie Rowley)氏{(イギリス手話言語(BSL)コーチ)}、スンイル・ビョン(Seung-Il Byun)氏(韓国ろう協会)でした。こちらのリンクから視聴することができます:こちらをクリックしてください。

WFDは、新しく選出されたCRPD委員会に祝意を表します。WFDは、委員会に、ろう者のメンバーが含まれていないことに留意しており、2024年の次の選挙で、ろう者が選出されるために、権利擁護活動を続けています。CRPD委員会の候補者になることに関心があるろう者は、すぐに所属する全国ろう協会に連絡し、推薦運動に備えることをお勧めします。


WFDの活動の紹介
アクラ(ガーナの首都)でのプレゼンテーション

アクラ(ガーナの首都)でのプレゼンテーション

ジョセフ・J・マレー(Joseph J. Murray)博士(WFD理事長)は、ガーナろう協会(GNAD)の招待で、ろう者のためのインクルーシブ教育に関して、ガーナの様々な関係者と協働しました。

マレー理事長は、GNAD、ろう学校の校長、全国規模の障害のある人の団体の代表者、政府教育省の代表者とともに、ガーナ手話言語を通じて、ろうの学習者にとって最適なインクルーシブ教育を実現する方法について理解を深めました。1日目は、GNAD、教育部門リーダーと共にワークショップを行いました。2日目は政府と障害のある人の代表者との会議を行いました。3日目はWFD-GNADとデンマークろう協会が中心となり、GNADと全国のろうの教師と共に、インクルーシブ教育についての研修を実施しました。また、カスパー・バーグマン(Kasper Bergmann)(WFD副理事長)は、他国の事例や、最良の方法(ベストプラクティス)を紹介するプレゼンテーションを行いました。

この訪問は、ろうの学習者のため、CRPD第24条を全て実施することの重要性について、政府指導者や教育部門の関係者の意識を高める機会となりました。

ジャカルタ(インドネシアの首都)での研修

ジャカルタ(インドネシアの首都)での研修

日本財団が支援する手話言語権プロジェクトの一環として、インドネシアで研修を実施しました。8日間にわたり、アレクサンダー・ブロックス(Alexandre Bloxs)(WFD人権担当)と、スサーナ・スティグリッチ(Susana Stiglich)(WFD手話言語権担当)が、人権、CRPD、手話言語の法的認知の重要性についての研修を行いました。

これは、WFD正会員の「ゲルカティン(Gerkatin)」によって選ばれたインドネシアのろうのリーダーが、手話言語権を確保するための国際条約や権利擁護について学ぶ機会になりました。

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