WFD理事会は、2019年の選挙以来3回目となる対面の理事会会議のため、タイのバンコクに集まりました。
会議は3日間にわたって行われ、対話と交流を通して、WFDの行動計画の作業を続けることができました。
タイで理事会を開催するために招待してくださったタイろう協会に感謝します。
タイでの人権研修
WFDでは長年にわたり、WFD会員と一緒に、人権に関する研修やワークショップを開催してきました。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により、対面での研修は中止せざるを得ませんでした。今回、国レベルでの人権擁護活動を支援する重要な研修を、ようやく再開することができ、嬉しく思います。
WFDは、日本財団と協力して、人権と手話言語権に焦点を当てた研修プログラムを開発しました。タイの複数の地方から集まった16人のろうの権利擁護者と共に、8日間の研修を行いました。この研修は、ろうのリーダーをエンパワーメントするために、非常に重要なものです。
「第4回WFD国際研究大会」では、「インクルーシブ教育」に焦点を当てます。この大会は、WFDの正会員(OM)と準会員(AM)のみを対象としています。この大会の目的は、手話言語を通じた学習の質を高めるために、ろうの学習者の教育に関する知識を共有しWFD会員をエンパワーメントすることです。この大会は2021年11月に予定されており、WFDは、発表と作業グループの混合プログラムで、会員間の交流を図りたいと考えていました。
しかし、コロナ禍による衛生上の制約から、WFDとタイの組織委員会(OC)はこの大会を2022年4月に延期することを決定しました。延期した2022年4月においても、コロナ禍による衛生上の制約があり、対面でイベントを開催することが難しかったため、WFDは、オンラインでの開催を決定しました。40カ国から100名以上の参加がありました。
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