内閣府に「『国歌』の手話言語」の策定について要望書を提出

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 請願法に基づいて設置された窓口のため、要望を聞いたうえで官邸に報告する旨の回答をいただきました。
 今後、内閣府のみならず、文科省などの関係団体にも働きかけてまいります。

要望書を提出
交渉風景

連本第190229号
2019年7月16日

内閣総理大臣
 安倍 晋三 様

東京都新宿区山吹町130 SKビル8階
電話03-3268-8847・Fax.03-3267-3445
一般財団法人全日本ろうあ連盟
理 事 長 石野 富志三郎

「『国歌』の手話言語」の策定について(要望)

 時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 日頃より、私ども聞こえない人の福祉向上にご理解とご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、2017年にトルコで行われましたデフリンピック バレーボール競技において、日本女子チームが金メダルを獲得した際、選手たちが日本国歌を手話言語で斉唱した様子が動画で全世界に流れ、大きな話題となりました。
 しかしながらその一方で、日本では、正式な「『国歌』の手話言語」がまだ定められておらず、国内で国歌を斉唱するような行事の度に、主催団体ごとで国歌の手話言語表現を検討しているため、統一性がない状況です。
 つきましては、「『国歌』の手話言語化」について、下記の通り要望いたします。

1.他の国民と同様、聞こえない人が国歌を斉唱できるようになるために、全国統一の「『国歌』の手話言語」を定めてください。

<説明>
 現在、我が国の「国歌」については、手話言語でどのように表現するかということが定められていない状況です。オリンピック・パラリンピック等の国を挙げての行事や、その他日常生活の中で国民が国歌に触れるのと同じように、聞こえない人が国歌に親しみ、国歌を斉唱できるようになるためには、全国統一の「『国歌』の手話言語」の策定が必要です。
 これについて、専門家や当事者団体を組み入れた協議チームを組織し、「『国歌』の手話言語」を定めてください。

以 上

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