連本第06372号
2007年1月5日
加盟団体代表 各位
財団法人全日本聾唖連盟
理事長 安藤 豊喜  


ろう学校の今後の在り方を考えるシンポジウム開催のご案内(緊急連絡)


 あけましておめでとうございます。
 本年も旧年同様引き続きご支援ご協力をいただきたくよろしくお願い申し上げます。
さて、表記の件につきまして、皆さまご承知のとおり昨年、文部科学省の特別支援教育実施に伴って学校教育法が改正され、本年4月より、盲、聾、養護学校は「特別支援学校」となります。障害種別の制度が撤廃されることで、聾学校の消滅・養護学校化や盲学校・養護学校との統合も懸念される事態となっております。
 昨年7月、「日本の聴覚障害教育構想」プロジェクト最終報告書で、聴覚障害児教育の場としての聾学校の重要性を確認し、いまこそ、魅力ある聾学校に向けて、ろうの当事者・ろう学校教職員・ろう児を持つ親・関係専門家等の連携を強化すべきであることを訴えました。
 とりわけ、「聾学校」の名称については、3月までに全国の都道府県議会で決定されることになっておりますので、一刻の猶予も許されない状況です。「聾学校」の名称の存続を図り、魅力ある聾学校を構築していくためには、全国の皆さまの声を各都道府県議会に届けていく必要があります。そのため、1月27日に、「ろう学校の今後の在り方を考えるシンポジウム」をろう教育の明日を考える連絡協議会と共同で開催することにしました。急ではあり、大変申し訳ありませんが、ご趣旨をご理解の上、貴団体の三役・教育担当役員等の積極的な派遣をお願い申し上げるとともに、皆さまの多くのご参加をお願いいたします。
 また、このシンポの準備の一環として、別添のようなアンケート調査を実施し、全国各都道府県の聾学校名称および統廃合問題の現状を調査することにしました。お手数をおかけして大変恐縮ですが、調査趣旨をご理解のうえ、1月20日までにご回答いただけますようご協力をお願いします。



一、名 称: 「ろう学校の今後の在り方を考えるシンポジウム」

二、共 催: 財団法人全日本聾唖連盟
ろう教育の明日を考える連絡協議会

三、日 時: 2007年1月27日(土〕午後1時30分〜4時 〔1時より受付〕

四、会 場: 東京都渋谷区立千駄ヶ谷区民会館 二階集会室
  JR山手線「原宿」駅 竹下口より徒歩8分[地図参照]

五、参加費: 無料 〔資料代実費の予定〕

六、内 容: (1) 開催趣旨説明と基調報告
(2) 各都道府県のろう学校再編、名称問題およびそれに対する各地の取り組みについて
(3) 今後の課題と取り組みについて
(4) 決議・アピールの発表

七、参加者: 加盟団体三役及び教育担当部長
聾学校教員、聴覚障害者、聴覚障害児の親ほか聾学校の今後に関心を持つ者

八、参加手続き:  所定の申込書に記入して1月25日までにFAXで申し込んでください。

九、問い合わせ・申込先: 財団法人全日本ろうあ連盟本部事務所へ

  教育対策部長 本多忠雅(担当職員・小川加代子)
    162-0801 東京都新宿区山吹町130 SKビル8階
      電話 03-3268-8847 FAX 03-3267-3445




【会場案内図】
渋谷区立千駄ヶ谷区民会館

住所:東京都渋谷区神宮前 1-1-10
交通:JR 山手線原宿駅竹下口より徒歩8分
交通:都バス[池86]系統「千駄谷小学校前」3分
交通:都バス[早81]系統「原宿外苑中前」 2分





「ろう学校の今後の在り方を考えるシンポジウム」開催趣旨


1 「ろう学校(聾学校)」の名称を継続し、聴覚障害児の集団教育の場を確保していく

 各都道府県やろう学校を設置している市において、「○○ろう(聾)学校」という名称を残すようにみんなの力で働きかけていく。


2 小規模校の統廃合に対しての取り組みを強化する

 ろう学校再編およびそれに対する各地の取り組みについての情報の集約・伝達を図り、都道府県レベルの取り組みを支援し、取り組みを中間的に集約・総括するために、「ろう学校の今後の在り方を考えるシンポジウム」を開催する。






【別添】




全日本ろうあ連盟トップページに戻る