アルペンスキー宮野 芳行コーチのコメント(2003年3月6日)
聞き手 荒井秀樹総監督
(回転競技終了後スタート付近で)

「日本の選手たちは、この回転競技に目標をあわせて来た。持てる力を十分出し切って健闘してくれた。」
「しかし、世界のレベルが4年前と比べるとはるかに違っている。特に女子は世代交代し、10代の選手が活躍している。日本も4年ごとにこの大会来て戦っても勝てない。
ヨーロッパカップなどにトップ選手を派遣するなど海外レースの経験を積ませたい。」
「外国のコーチからも、日本選手のスキー技術はトップクラスと評価されている。
4年後、8年後の選手強化策を決め、トレーニングを積んでいけば必ずメダルに届く。」
「とにかく今は、選手たちにご苦労様といってあげたい。」
 

荒井秀樹総監督のコメント(2003年3月6日)

前回大会メダリスト伏見景子は、日本の期待を背負ってレースに臨んだ。
スノーボードの活躍をばねに、何とかアルペンもという想いが伝わってくる。
しかし、あまりにも力の差が歴然としていた。
外国勢はデフのヨーロッパカップなどを開催し、レベルアップをしている。
日本は残念ながら、海外の選手の情報もないままレースに臨んでいた。
そんな中で、日本の伏見選手、本木選手ともに健闘したが上位には届かなかった。

上写真は伏見景子選手、下写真は本木理恵選手(荒井総監督撮影、無断転用禁止)