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APCD(アジア太平洋障害センター)による第16回AP会議派遣報告
APCDニュースレター10号掲載記事からの抜粋)

全日本ろうあ連盟による仮訳
APCDウェブサイト掲載の原文:http://www.apcdproject.org/publications/newsletter10/missions.html




インドネシア派遣

2004年12月9−11日、ジャカルタで開催された第16回WFDアジア・太平洋地域代表者会議に、APCDを紹介することを通じてより多くのろう者の団体・組織との
APCD使節団と各国代表者
(Photo courtesy of APCD)
ネットワークや協力を深めようと、インドネシアに短期の使節が派遣された。この会議はインドネシアろう協会、12カ国の発展途上国を含む16カ国のろう者団体や関連団体の代表により成功裡に運営された。出席者から、APCDはろう者がその活動にもっと関われるようにすべきだと提案がなされ、APCDは、ろう者の視点を取り込んでAPCDを発展させていくため、WFD A/Pのさらなる協力および関与を求めた。WFDアジア太平洋地域事務局長である小椋武夫氏はAPCD代表者の発言と参加を深謝した。この機会を通じて、APCDとWFD A/Pとの協調関係はさらに強化された。

また使節団はかつてAPCDの「障害者にやさしい環境づくり」研修を受けた社会的地位のあるインドネシア人元研修生に対して研修終了後の面談をおこなった。この面談によれば、彼らはインドネシアの公的施設で積極的に「障害者にやさしい環境づくり」を促進してきたようである。彼らの主張と技術的な助言により、世界銀行が援助するバリ島のクタ地域開発計画はアクセスしやすいものになった。空港と道路1本はバリアフリーになっている。使節団は、インドネシアの「障害者にやさしい環境づくり」をさらに促進するべく、これまで研修に参加した人たちは、研修終了後の活動や成果を分かち合うための国内セミナーを開催するべきではないかと感じた。

当使節団はまた、社会福祉省(Dept. of Social Affairs)とインドネシア障害者協会(IDPA)を訪問し、2005年3月に計画している「ネットワーク作りおよび協力のためのインドネシア派遣」の準備のため、今後APCDが連絡を取れる政府担当者及び協力体制を持てる団体などの確認をおこなった。


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