【全日本ろうあ連盟による仮訳】
ろう児の教育的権利に関するWFDの方針
邦訳|原文
世界ろう連盟(WFD)は、全てのろう者が、生まれたときから生涯にわたって質の高い教育を受ける権利を推進し、擁護する。ろう児は、全ての学習者と同じ ように、教育を受ける権利、そして質の高い教育に完全なアクセスを持つ権利を有している。
教育は、全ての人たちにとって、必要不可欠なものである。教育は、自立や市民権、適切な雇用や経済力を獲得し、自己開発を可能にするために、まず必要とな る手段として理解されている。WFDは、生まれや社会的性別、年齢、障害、信仰にかかわらず、全ての人たちが有意義な教育を受ける権利を有しているとする 国連の立場を支持する。国連と国連教育科学文化機関(UNESCO)は、教育は全ての人たちにとっての人権であると主張している。
ろう児は、全ての子どもたちと同じ、平等で質の高い教育にアクセスできなければならない。ろう児には、国際的な方針声明やその国の法律、その国の基準にあ わせて、自分たちのニーズや人権、言語的権利、教育的権利を教育当局が尊重し、そのための支援を提供することを求める権利がある。ろう児は、全ての子ども たちと同じ学習能力や言語能力をもって生まれてくる。適切かつ視覚的で質の高い教育プログラムと支援があれば、ろう児は自分のもっている力を最大限に伸ば すことができるし、そのようにならなければいけない。
WFDはあらゆる年代のすべてのろう者の教育的権利を主張し、それを推進、擁護している。「ろう者」という言葉には、軽度から重度までのさまざまな聴力障 害をもつ人など、幅広い人が含まれており、その背景、人種、年齢、信仰、民族、思想、言語の分類レベルも多様である。しかし、学習者の年齢にかからわず、 ろうの学生のため、またはろうの学生と共に学ぶためのすぐれた教育プログラムを計画し、実施していくためには、考慮しなければならないいくつかの共通の問 題がある。本方針は、こうしたろう児の教育的ニーズおよび教育的権利に焦点をあてることにする。
WFDは、以下の人権、教育的理念を支持する。
- ろう者は、全ての人たちと同じように、質の高い教育に完全にアクセスする権利を有している。
- ろう者は、基本的に視覚的な存在であり、ろう者にとっての目は、情報や知識の世界への入り口である。そのため手話や視覚的な方策は、ろう 者の生得権として、ろう者がいつでもアクセスすることができるようにするべきである。(盲ろう者は、主に触覚に頼る場合があり、手話や点字、移動能力を習 得する権利を有している)
- 教育とは、場所や目的のことではなく、一人の人間が自立し、教養を身につけ、就職し、自己実現しながら、自分の属しているコミュニティや 社会に参加し、市民として貢献するために必要なさまざまな能力を習得することをできるようにする、継続的で生涯にわたる一つの過程(プロセス)である。
WFDはさらに、ろう児の質の高い教育へのアクセスや彼らの人権を
否定することは、児童虐待に等しい行為であるという立場を表明する。
<現在の状況>
WFDが実施する研究によると、ろう児の就学率と識字率は、人口全体の平均と比較すると著しく低いものとなっている。ろう者のなかでは、文盲または識字率 の低さが、大きな問題となっている。適切な教育を受けることができなければ、自立し、仕事をもった、社会に貢献できる市民として、社会の中で地位を築いて いくことは、非常に難しいものとなる。確固とした教育的基盤や言語的基盤がなければ、現在の社会や商業世界、技術と情報の世界で成功をおさめるのは困難で ある。WFDは、ろう児には全ての子どもたちと同じ、知的、社会的、情緒的能力が生まれつき備わっているにもかかわらず、こうした悲しむべき状況がおきて いることについてはどのような言い訳も通らない、という明確な姿勢を打ち出している。
また、先進国においても、現在行なわれている大半のろう教育プログラムでは、ろう児の言語的人権は尊重されていない。実際、ほとんどのろう教育プログラム は、言語的マイノリティの教育理論モデルに記されている、言語剥奪のカテゴリーにあてはまるものである。ろう者にとって「言語剥奪」というのは、基本的な コミュニケーション方法としての手話、指導言語としての手話、教科としての手話の使用を無視することである。この考え方で言えば、ろう児の言語的人権は、 世界各国の教育プログラムにおいて、大きく侵害されていると言える。
<最近の研究>
- 教育的発達や言語獲得とろう児についての研究から、いくつもの重要なことがらが明らかになってきた。
- ろうの学生は、視覚的モダリティを用い、手話を主につかうことによって、最も効果的に学ぶことができる。
- 学習の臨界期である0〜3才の間に、適切な刺激を受けることができなかった脳は、30%近くも萎縮してしまうことがある。この重要な時期 に、家族やコミュニティから十分な支援を受けることができなかったために、ろう児は、正規の学校教育をはじめるまで、言語発達を不必要に制限されてしまう のである。
- 一般的に、ろうの両親をもつろう児は、言語獲得やコミュニケーションの発達、教育的能力の獲得において、有利なスタートを切ることがで き、成人後も労働者や市民、リーダーとして活躍している。
- 識字能力と言語はスピーチとコミュニケーションと同じものではない。言語発達こそが、何にも優先されるべきであり、スピーチの発達は後か らでもかまわない。逆にいえば、早い時期からスピーチの発達に取り組むだけでは、言語や識字能力の発達を保証することにはならないのである。
- 手話は、考えやアイディア、感情を伝え合うための有効な言語的手段である。両親が手話をつかっている家庭で育った聞こえる子どもたちは、 より早い時期から両親とコミュニケーションをすることができる。手話を研究する、または活用する、聞こえる人の数は年々増加している。
- バイリンガルやマルチリンガルのアプローチを採用しているプログラムで、資格をもった専門家を雇い、ろう児に確固とした言語的基盤を与え るということは、ろう児が幅広い教科において成功を修めることができるよう準備をさせることでもある。
- 学校に通っているろう児は、教育的にも、社会的にも、情緒的にも自分たちのニーズを満たすことのできないプログラムに入れられていること が多い。こうしたプログラムには、ろうの学習者の教育への視覚的なアクセス、ろう社会の利用する手話に堪能な専門家、支援体制の整った豊かで適切な環境な どから、ろう児を引き離す口話法のプログラムが含まれている。このようなプログラムは、ろう児のニーズや目的を満たすことができず、ろう児の教育的発達や 自尊心の成長、全体的な幸福を害するものである。
- 早期の教育的介入やバイリンガル/マルチリンガル・プログラム、資格をもった専門家やロールモデルの存在によって、ろうの学習者は、完全 に知的、社会的、情緒的発達をとげることができ、生涯のあらゆる場面において、最大限に自己実現をとげることができるのである。
<言語的人権>
国連は、マイノリティの文化をもつ学生の権利、なかでも母語で教育を受ける権利を支持している。これには、ろう児がそれぞれの国の手話をつかう権利も含ま れている。
言語的人権は、基本的人権の重要な要素であり、言語獲得の核となるものである。教育への完全なアクセスを実現するためには、このような言語獲得が求められ ている。
WFDは、ろう児が、家庭やその地域で話されている言語を身につけるだけでなく、自分の手話を「母語」として完全に習得する権利を支持している。
ろう児は、手話に堪能な成人のロールモデルへ接する機会を持たなければならない。
言語的人権の実現は、教育や言論の自由、適切な生活水準を満たした生活、あらゆる虐待や放置、搾取からの保護、拷問やその他の非人道的で侮辱的な扱いや懲 罰からの解放といった基本的な人権の実現と結びついたものである。言語を習得してはじめて、子どもは自分のニーズや希望を伝えることができるようになり、 一人の人間として自分自身を守り、自己主張をしていくことができるようになるのである。
<インクルーシブ教育>
最近、多くの政策責任者が、教育における完全なインクルージョンを強く支持している。彼らの解釈によると、インクルージョンというのは、全ての障害をもつ 子どもたちが、自宅の近くにある普通学校で全ての子どもたちとともに学ぶ全面的な統合教育を意味している。
しかし、こうした目標は、耳が聞こえ、仲間や教師たちとコミュニケーションをすることができる多くの障害をもつ児童にとっては適切なものであるかもしれな いが、WFDは、この考え方をろう児にあてはめることについて、全く異なった考え方をもっている。
WFDは、ろうの学習者にとって、最も制約の少ない環境というのは、その学習者が最も能力を開花させることのできる環境であると考えている。ろうの学習者 にとって、完全なインルージョンとは、支援体制が完全にととのった、手話を用いる、学生中心の環境のことである。それによって、その学習者は、自分がもっ ている教育的・社会的・情緒的可能性を最大限にのばすことができるのである。
別の言い方をすれば、クラスメートや専門家と常に意義のあるコミュニケーションをすることができないような、普通学校に子どもを措置するだけのインクルー ジョンは、ろうの学習者にとって、教育と社会からの究極の排斥にも等しいものとなる。このような環境においては、ろう児は、身体的にその場に存在していた としても、精神的には存在していないも同然である。
<権利についての声明および勧告>
以上の理由から、WFDはろう児の教育的権利の実現を保障するため、以下の行動をとる:
- ろう児を含め、ろう者には、ろう社会の言語である(インディジナス)手話などの視覚的なモードをとおして、質の高い教育に完全にアクセス する権利があるという立場を再確認する
- ろうの新生児や幼児を早期に発見し、家族やろうの成人、専門家が一致協力して、その子どもが速やかに手話環境に入り、教育介入計画やプロ グラムを受けられるようにする
- 通常の教育目標や教育水準、カリキュラムにもとづき、ろうの学習者が完全かつ平等に教育にアクセスして、成功することができるように保障 することを政府に求める
- こうしたカリキュラムの中に、学生が自分の地域または国の手話とその地域の言語(書記言語)を教科として学ぶ機会を与えるべきであると明 言する
- 国や地域の政府にたいし、以下のことを求める
- ろう児の視覚能力や手話の力を最大限に高めるための早期発見、早期介入についての政策やガイドラインを実行すること
- 全年齢層のろう者の手話と質の高い教育を法律的に認めること
- 以下に挙げる関係者に手話とろうに関する知識(歴史、文化、価値観)を指導するための効果的なプログラムの開発に必要な費用を提供す ること
- ろう児の家族
- ろう児の指導教師、学校の管理職、その他の専門家
- 医師やセラピストなど、幼稚園に通うろう児にかかわる専門家
- これに限定するわけではないが、コミュニティーサービス提供者、通訳者、ろうではない生徒などの手話に興味をもっている人たち
- ろう者が研修を受けて、教師や教育の専門家、教育チームのメンバーとなることができるようプログラムをサポートすること
- 全てのろう者が、乳幼児教育から専門教育にいたるまで、全ての人たちと同様に質の高い教育プログラムを受け、成果をあげることができ るように高い水準を設定すること。また、それぞれの学習者が適切な進歩をとげることができるよう評価をしたり、モニタリング・プログラムを実施したりする こと。
- 普通学校で教育を受けているろうの学生がいれば、その学生が、専門教育と研修を受けた有資格の手話通訳者や必要な支援サービス、ろう の仲間、ロールモデルなどにアクセスできるよう保障すること。また、教科課程においても、その他の活動においても完全参加することができるよう保障するこ と。
- 以下の分野について、さらなる研究をすすめるよう支援すること
- ろう社会の言語として利用される手話の特徴、そしてその手話の発達を指導ならびに評価するための戦略と有効な手段の開発
- 第三者である通訳者を介した間接的な教育に対して、直接的なコミュニケーションをとおして教育を受ける場合の利点について
原文
WORLD FEDERATION OF THE DEAF
Position Statement
Education Rights for Deaf Children
The World Federation of the Deaf (WFD) promotes and safeguards the right of all Deaf people to quality education, starting at birth and throughout life. As for all learners, Deaf children have the same right to education and full access to quality education.
Education is a basic necessity for all people. Education is recognised as a primary means for gaining independence, citizenship rights, appropriate employment, economic power and self-empowerment. WFD supports the United Nation's (UN) position that all people, regardless of origin, gender, age, disability and creed, have the right to a meaningful education. The UN and the UN Educational, Scientific and Cultural Organization (UNESCO) advocate education as a human right for all people.
Like all children, Deaf children must have access to equal and quality education. Deaf children have the right to expect that their needs and human, linguistic and educational rights are respected and supported by educational authorities, in full compliance with international policy statements, national legislation and national curricula. Deaf children are born with the same basic capacities for learning and language as all children; they can and should reach their full potential with appropriate, visual, quality educational programmes and support.
WFD advocates, promotes and safeguards educational rights for all Deaf people of all ages. The term ‘Deaf people’ includes a wide spectrum of people with hearing differences from moderate to profound, from various backgrounds, races, ages, creeds, ethnicities, and philosophies and with different levels of linguistic variables. Regardless of the age of the learner, there are some common denominators that must be considered in planning and implementing successful educational programmes for and with Deaf students. This specific paper will focus on the educational needs and rights of Deaf youth.
WFD embraces these following human rights and educational principles:
- Like all people, Deaf people have the right to full access to quality education.
- Deaf people are primarily visual beings, whose eyes are their portal to the world of information and knowledge. Thus, sign language and visual strategies must be made available to Deaf people as a birthright. (Deaf-blind people may predominantly depend on their tactile sense and have the right to learn sign language, Braille and mobility skills.)
- Education is in itself not a place or a goal, but a continuous, life-long process enabling one to acquire multiple skills needed to become an independent, educated, employed, self-actualising, participating and contributing citizen of one’s community and society.
Furthermore, WFD takes the position that to deny Deaf children access to
a quality education and their bill of rights is tantamount to child abuse.
THE CURRENT SITUATION
Studies by the WFD reveal that the enrolment rate and literacy achievement of Deaf children is far below the average for the population at large. Illiteracy and semi-literacy are serious problems among Deaf people. Without appropriate education, advancement in society as an independent, employed, contributing citizen becomes problematic. Without a strong educational and language base, it is difficult to succeed in today’s communities and marketplaces, and in the world of technology and information. WFD takes the unequivocal position that there is no excuse for this deplorable situation, since Deaf children have the same innate intellectual, social and emotional capacities, as do all children.
Moreover, even in industrialised countries, the majority of current Deaf education programmes do not respect the linguistic human rights of Deaf children. Indeed, most Deaf education programmes fall into the language deprivation category described in theoretical models of education of linguistic minorities. “Language deprivation” for Deaf people means ignoring the use of sign language as a basic communication means, as a language of instruction and as a school subject. Following this, the linguistic human rights of Deaf children are grossly violated in educational programmes all over the world.
CURRENT RESEARCH
There are several salient findings derived from research studies regarding educational development, language acquisition and Deaf children:
- Deaf students learn best through visual modalities and depend on sign language.
- The brain, without adequate stimulation during the critical learning years, ages 0-3, may atrophy as much as 30%. Due to insufficient family and community support during this critical time, Deaf children are needlessly stalled in language acquisition until they commence formal schooling.
- Deaf children of Deaf adults generally have a head start in language acquisition, communication development and educational prowess, and do well in later life as employees, citizens and leaders.
- Literacy and language does not equal speech and communication. Language development must precede everything else, speech development can occur later. Conversely, early speech development alone will not guarantee language and literacy skills.
- Sign language is a valid linguistic means of conveying thoughts, ideas and emotions. Hearing babies whose parents use sign language have a head start in communicating with their parents. Increasing numbers of hearing people study and utilise sign language annually.
- Programmes utilising bilingual or multilingual approaches, and employing qualified professionals, provide Deaf children with a strong language base, which equips them better for success in the broad range of educational subjects.
- Deaf children who are in school are often in programmes that do not meet their needs, educationally, socially or emotionally. These include oral programmes that exclude the Deaf learner’s right to visual access to education, professionals fluent in the sign language used by the Deaf community, and supportive, enriching and appropriate environments. Such programmes fail to meet the Deaf child’s needs and goals, and are detrimental to the Deaf child’s educational development, self-esteem and overall well-being.
- Early educational intervention, bilingual/multilingual programmes and qualified professionals and role models enable Deaf learners to achieve full intellectual, social and emotional development, and enable them to reach their full potential as human beings, in all aspects of life.
LINGUISTIC HUMAN RIGHTS
The UN supports the rights of students from minority cultures, specifically the right to education in their mother tongue. This includes the right of Deaf children to the sign language of their country.
Linguistic human rights are an essential component of human rights, and central to language acquisition. Such language acquisition is required for full access to education.
WFD supports the right of Deaf children to acquire full mastery of their sign language as their 'mother tongue', as well as to learn the language(s) used by their family and community.
Deaf children must also have access to adult role models fluent in sign language.
The realisation of linguistic human rights is linked to the realisation of basic human rights to education, freedom of thought and expression, enjoyment of an adequate standard of living, protection from all forms of abuse, neglect and exploitation, and freedom from subjection to torture or other cruel, inhumane or degrading treatment or punishment. It is the mastery of language(s) that enables a child to express her/his needs and desires, and gives him/her the tool to protect and to assert him/herself as a human being.
INCLUSIVE EDUCATION
Many policy-makers today strongly support full inclusion in education, which they interpret to mean full-scale mainstreaming of all disabled students with all students in regular schools near their homes.
While such a goal may be generally appropriate for many disabled learners who can hear and interact with their peers and teachers, WFD has serious differences regarding implementation of this concept for Deaf learners.
WFD holds that the least restrictive environment for a Deaf learner is whatever is the most enabling environment for that learner. Full inclusion for a Deaf learner means a totally supportive, signing and student-centred environment. This permits the learner to develop to his/her full educational, social and emotional potential.
Otherwise, inclusion as a simple placement in a regular school without meaningful interaction with classmates and professionals at all times is tantamount to exclusion of the Deaf learner from education and society. In such environments, the Deaf child is physically present but may be mentally and socially absent.
STATEMENT OF RIGHTS AND RECOMMENDATIONS
To ensure that the educational rights of Deaf learners are fulfilled, WFD therefore:
- Reaffirms its position that Deaf people, including Deaf children, have the right to full access to quality education through visual modes, including indigenous sign languages. This position is supported by several international conventions of the UN.
- Supports early identification of Deaf infants and youth, followed promptly with sign language environments and educational intervention strategies and programmes, in partnerships between families, Deaf adults and professionals.
- Calls upon governments to ensure full and equal access to and educational success for Deaf learners based on regular education goals, standards and curricula.
- States, furthermore, that such curricula should provide the opportunity for students to learn in and study both their local/national sign language and the local (written) language as academic subjects.
- Calls upon national and regional/provincial governments to:
- Put into practice policies or guidelines regarding early identification of and intervention for Deaf children that maximise their visual capabilities and sign language.
- Legalise sign language and quality education for Deaf people of all ages.
- Provide the resources necessary for the development of effective programmes for teaching sign language and Deaf Studies (history, culture and values) to involved people, such as:
- Families of Deaf children
- Teachers of Deaf children, administrators and other professionals
- Professionals, including doctors and therapists, for preschool Deaf children
- Interested parties such as but not limited to community service providers, interpreters, and other students
- Provide support for programmes for Deaf people to receive training and become employed as teachers, educational professionals and members of educational teams.
- Establish high standards for quality education programmes and outcomes, from early childhood to professional education, for all Deaf people equal to that for all people; implement assessment and monitoring programmes to ensure that each learner makes appropriate progress.
- Ensure that Deaf learners who may be placed in mainstream educational settings have access to the services of educated, trained and qualified sign language interpreters, other needed support services, Deaf peers and role models, and full participation in both the educative and co-curricular processes.
- Support further research into:
- The development of strategies and valid instruments for teaching and assessing features in indigenous sign languages and the development of fluency in sign language.
- The benefits of acquiring an education using direct communication pedagogies, versus indirectly through a third-party interpreter.
更新日 2005年10月18日
財団法人 全日本聾唖連盟