2001年5月9日
毎日新聞大阪本社
社長 斎藤 明 様
大阪府耳鼻咽喉科医会
会長 酒井 國男 様
〒162-0801 東京都新宿区山吹町130SKビル8F
TEL 03-3268-8847 FAX 03-3267-3445
財団法人全日本ろうあ連盟
理事長 安藤豊喜
当連盟からの質問状に対するご回答について
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当連盟からの2001年4月16日付質問状に対し、毎日新聞大阪本社および酒井國男様からの回答書を拝受しました。
これにつき、以下の通り私どもの考えをご通知いたします。
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まず、毎日新聞社と酒井様のご回答は、率直であり、誠意あるものと受け止めたことを申し上げます。
ただ、極めて強い抵抗を感じたのは、毎日新聞社大阪本社からのご回答が「配慮を欠いた表現」の記事との言い方に終始しておられることです。
私どもは、別に「表現を配慮した記事」を求めたわけではありません。私どもの求めているのは言論機関の基本的使命ともいうべき「事実に即した記事」という一点にあります。今回の記事は、配慮の有無とは全く無関係で、単に、ろうあ者の実際に対する無知と偏見に基づくものであり、事実に反するものであると申し上げたいのです。
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ただ、毎日新聞大阪本社の編集局特別報道部副部長三宅直人様が、当連盟事務局(本部事務所)に、また事務局長の職場事務所に来られ「連盟の反論記事を掲載するか、連盟役員が出席するフォーラムをあらためて開催してその特集記事を掲載するか、連盟の希望に応じた方法で対処したい」旨の申し出をされました。これは毎日新聞社としての立場からの誠意が直接伝わってくるものでした。
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私どもは、この率直なご提案に同意させていただくと共に、方法としては反論記事掲載では単なる両論併記と誤解される可能性が高いと考えますので、特集記事の方法を選択させていただきます。
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ただし、三宅直人様からのお申し出では「準備の関係上、フォーラム開催は秋ごろになる(従って特集記事掲載はそれ以後となる)」とのことでした。しかし、問題はフォーラムの開催ではなく、紙上での扱い如何にあります。
この点、本年の秋では読者が半年間も誤解したまま放置されることを意味し、あまりにも遅きに過ぎると考えます。
せっかくの誠意あるお申し出ですので早急な実施を要請する次第です。
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以上のことは、事務局長から三宅直人様に口頭でご説明した通りですが、あらためて、本書をもって正式回答とさせていただきます。
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なお、必要な協議等につきましては、毎日新聞大阪本社で処理されることでもあり、大阪に在住する当連盟事務局長松本晶行が担当します。連絡先は下記の通りです。
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