下記の記事はUSA Deaf Sports Federationのホームページの一部を翻訳したものです。

アメリカ万歳!
2000年ろう者野球大会決勝で、日本を破りアメリカが優勝

バルチモアより ミュリエル・ストラスラー

2000年ろう者野球国際大会の決勝戦と3、4位決定戦が7日金曜日、メリーランド州ハノーバーのジョー・キャノン球場で行われた。3日間の総当たり戦を終えて、それぞれの勝敗結果は、アメリカ3勝1敗、日本3勝1敗、キューバ3勝1敗、ベネズエラ1勝3敗、カナダ0勝4敗であった。

木曜日に日本がキューバに勝ったことにより3チームが並んだため、どのチームが決勝に進むかを3チーム間での得点差で決めることになった。

3チームのトーナメントの結果である。
キューバ 1 対 アメリカ 0   (キューバ+1、アメリカ−1)
アメリカ 9 対 日本   3   (アメリカ+6、日本−6)
日本   8 対 キューバ 2   (日本+6、キューバ−6)

この得点差の合計により、1位アメリカが+5点、2位日本が0点、3位キューバが−5点となった。その結果、決勝戦はアメリカVS日本となり、キューバはベネズエラと3位4位決定戦に回ることになった。

キューバVSベネズエラ戦は、キューバが攻守ともに力強いプレーで10対0の圧勝で野球の上手さを見せつけ、3位を勝ち取った。

アメリカVS日本戦は、1回の表裏を0対0で終えたが、2回アメリカの攻撃で強打が出ると、アメリカは日本の守備面での精神的なダメージにつけ込み、試合の均衡は崩れ始めた。2回が終わった段階でアメリカが6対0とリードする。その後数イニングは両チーム無得点であったが、日本は再び重大な守備のエラーをきっかけにアメリカに1点を献上した上、余計な3点を与え、得点は10対0となる。7回を終わって、アメリカチームのジェイソン・ワイン投手は、ベース上での野手のエラーを除き、ほぼ完全試合のペースであった。8回に入り、日本は連続ヒットを打ち、ワイン投手のノーヒットゲームはならなかった。犠牲バントにより1人ランナーが帰り10対1となるが、アメリカは刺すような守備でこの回と最終回を終わらせた。最終スコアは10対1でアメリカが勝った。
最終順位
1位 アメリカ
2位 日本
3位 キューバ
4位 ベネズエラ
5位 カナダ

この試合に引き続き、ギャローデットで閉会式が開かれ、ワシントンDCやメリーランド州、バージニア州のファンも出席した。その夜は、ろうのドラマーとして有名なショーン・デイル・バーネットによる一流のパフォーマンスやベネズエラの選手が中心となった国際的なダンス、そして素晴らしい仲間との交流で締めくくられた。

原文は
http://www.usadsf.org/