ブックタイトル新しい手話2014立ち読み版

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新しい手話2014立ち読み版

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概要

新しい手話2014立ち読み版

はじめに「わたしたちの手話新しい手話2014」をここにお届けいたします。2013年10月、鳥取県本会議において「手話言語条例」が可決、施行されました。手話を言語と位置づけ、手話の普及や手話通訳者の育成を通じ、聴覚障害者が暮らしやすい環境の整備を県や市町村に義務づけています。この取り組みに心より拍手を送りたいと思います。2011年8月施行の改正障害者基本法で「手話は言語」であることが明記されたことは、ろう者にとって歴史的な一歩でした。今回は新たに鳥取県で、その法律の内容を汲んだ条例が全国に先駆けて施行したことになります。国の法律だけでなく、全国各地の条例等で手話が言語として位置づけられれば、今まで以上に手話が普及し、自由に手話を使える環境が整います。それがひいては、ろう者の社会参加の促進につながるのです。全日本ろうあ連盟はこの動きを大きな力とし、家庭、学校、職場、地域社会その他のあらゆる場において、手話をコミュニケーション手段として生活を営み、手話による豊かな文化を享受できる社会を実現するため、「手話言語法」制定に向け、今後も積極的な取組みを継続してまいります。「新しい手話」は、社会福祉法人全国手話研修センター・日本手話研究所「標準手話確定普及研究部」が必要な単語の研究・調査を重ね提案しているものです。今回は、社会、福祉に関連した単語の他、着物や心理など日常生活に密着した単語を多く掲載しています。本書により、言語としての手話の理解と普及が進み、ろう者と聞こえる人たちが等しくコミュニケーションできる環境がより一層広がっていくことを心から願っています。一般財団法人全日本ろうあ連盟理事長石野富志三郎