2001年11月9日

日本道路公団
総裁 藤井治芳 様

東京都新宿区山吹町130 SKビル8F 
電話03-3268-8847・Fax.03-3267-3445
財団法人全日本聾唖連盟 
理事長 安藤豊喜 

聴覚障害者の福祉施策への要望について

 時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
日頃より、私ども聴覚障害者の福祉向上にご理解ご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、当連盟は、本年6月10日に新潟県新潟市において第49回全国ろうあ者大会を開催しましたが、この全国大会決議の趣旨に基づき、聴覚障害者の福祉に関し下記の通り要望いたしますので、その早期実現をお願い申し上げます。

1.  高速道路での身体障害者割引が、ETCカードでできるようにして下さい。

・   聴覚障害者が無人の料金所により減額の手続きが利用しづらくなっています。障害者用カードの発行をお願いします。

2.  車両番号に関係なく、運転者単位で高速道路の障害者割引を行ってください。また、障害者が乗車する自動車の料金割引制度を改善してください。

・   聴覚障害者のコミュニケーション等をサポートする手話通訳者・相談員を介護者とみなし、割引の利用を認めてください。

3.  高速道路上での運行・誘導・警告等の重要情報を視覚情報(電光掲示板等)で提供してください。

・   高速道路上での各種設備について、聴覚障害者のニーズも取り入れてください。特に電光掲示板や緊急通報等の装置を充実してください。

4.  道路公団職員へ、聴覚障害者への理解を深める研修を行ってください。

以   上