【ICSD eNews 2007年12月号】
◆2007 WIDEX スポーツマン、スポーツウーマン賞ファイナリスト
男子 | |
バッガ |
ラジーブ・バッガ (英国) - バドミントン 85 得点 1967年4月6日生まれ。 ラジーブは最近行われたドイツの世界ろう者バドミントン選手権男子シングルスでもまた優勝しました。彼は始めて正式の競技会に出場した1989年から一度もシングルスで負けていません。ラジーブは、審判の正しくない判定にもほとんど文句を言わずに従う非常に寛大な選手として、バドミントンの技術委員からも推薦されています。技術委員はさらに、ラジーブは本当のスポーツマン精神を持っており、バドミントンのコートの中でも外でも、優れた人格の持ち主だと述べています。ラジーブは先日の第二回世界選手権で、獲得した男子ダブルスの銀メダルを、最近自動車事故で悲劇的に亡くなったリトアニア人選手アンディルス・ヤンクスの家族に贈呈して、多くの人々の感動を呼びました。 |
ナタルチュク |
ヴォロジミール・ナタルチュク (ウクライナ) - 水泳 70 得点 1980年6月6日生まれ。 台北で開催された第2回世界ろう者水泳選手権大会で10個のメダル(金6個、銀3個、銅1個)を獲得した。スポーツマンシップを発揮し、2005年メルボルン夏季デフリンピックに比較して、記録も大幅に向上した。 |
ラッカーバウアー |
ヴェルナー・ラッカーバウアー (ドイツ) - 射撃 67 得点 1965 年1月20日、ドイツ・ミュンヘン生まれ。 本年の業績は以下の3つの世界記録を含む。
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ベッヒェラー |
マティアス・ベッヒェラー (ドイツ) - アルペンスキー 64 得点 1982年7月28日。 今年の業績は米国ソルトレーク・シティでの第16回冬季デフリンピックでの3つのメダルを含む。
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デグチャンニコフ |
アレクサンドル・デグチャンニコフ (ロシア) - クロスカントリー・スキー 60 得点 1972年8月1日、ロシア、ペルミ州カムスキー生まれ。 本年の記録はソルトレーク・シティの第16回冬季デフリンピックで獲得した3つのメダルである。
ロシア連邦内で、スポーツ関連の業績を称えるえるための「スポーツ・マスター称号」を獲得。 |
原田 |
原田上 (日本) - スノーボード 57 得点 1976年3月8日、日本の栃木県生まれ。原田選手は自国のろうスポーツ委員会およびスノーボード技術委員から推薦された。日本の委員会は同選手が日本のアルペンスノーボードのトップレベルの選手であり、国内冬季ろう者スポーツ大会で金メダルを獲得したのみならず、 世界でも最高レベルにあり、第15回および第16回の冬季デフリンピックで連続して金メダルを獲得したと述べている。第16回の冬季デフリンピックでは、パラレル・ジャイアント・スラロームとパラレル・スラロームの2種目で金メダルを獲得し、日本のアルペンスノーボードが世界レベルでもトップレベルにあることを証明した。日本の冬季デフリンピック・チームのリーダーとして、秋篠宮・同妃両殿下、安倍首相(当時)に接見し、デフリンピックの理念を広めることに大きな役割を果たした。彼の積極性は日本代表チームを鼓舞したのみならず、日本のろうの運動選手たち全員を勇気づけた。スノーボードの技術委員は、彼がスノーボードの大変優秀な選手であるととともに、稀な2つのメダル獲得者であると述べている。 |
ペルフトルド |
フィリップ・ペルフトルド (オーストリア) - アルペン・スキー 49 得点 1979年4月20日、オーストリアのグラーツ生まれ。 本年の業績は、ソルトレーク・シティの冬季デフリンピックでの4つのメダル獲得から始まった。
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シュネイダー |
ローランド・シュネイダー (スイス) - アルペン・スキー 39 得点 1970年12月5日生まれ。本年の業績は第16回冬季デフリンピックで の3つのメダルである。
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グリリス |
セディリス・グリリス (ギリシャ) - バスケットボール 34 得点 1981年12月14日生まれ。 バスケットボールの技術委員による推薦。最優秀選手、トーナメントのトップ5で、最近中国で行われた世界ろう者バスケットボール選手権でギリシャチームに銀メダルをもたらした。 |
キアニー |
デミアン・キアニー (アイルランド) - サッカー 28 得点 1988年1月7日生まれ。 サッカーの技術委員による推薦。キアニーはヨーロッパろう者サッカー選手権で、対ロシア、ウクライナ、ベルギー戦におけるすばらしいセイブでアイルランドチームを銅メダルに導いた。彼は4試合で2ゴールを許したのみである(うち2試合は無失点)。アイルランドは英国に敗れたが、3位決定の対ドイツ戦で、2対2の同点のあとのプレーオフでキアニーは最後に代理のシュートを行った(控えのゴールキーパーがプレーオフではゴールを守った)。キアニーはペナルティーキックでのシュートを守り抜き、アイルランドに銅メダルを確保した。 |
女子 | |
デーヴァ |
ナタリア・デーヴァ (ベラルーシ) - 水泳 85 得点 1979年12月29日生まれ。 台北の世界ろう者水泳大会で3つの世界記録を出し、3個の金メダルを獲得した。
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フェドゥーロヴァ |
アンナ・フェドゥーロヴァ (ロシア) - クロスカントリー・スキー 82 得点 1978年7月19日、ロシアのトゥーラ生まれ。ソルトレーク・シティの2007年冬季デフリンピックで4個の金メダルを獲得。
ロシア連邦の「スポーツ・マスター称号」を授与される。 |
ポリヴァンチュク |
アンナ・ポリヴァンチュク (スウェーデン) - 水泳 82 得点 スポーツ委員会は同選手を世界最高のスイマーだというが、彼女はまだまだ記録を更新している。大変すばらしい水泳選手で、今年も再度推薦されている。今年の業績は以下の通り。
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ドヴィダイティテ |
クリスティーナ・ドヴィダイティテ (リトアニア) - バドミントン 55 ポイント 1985年10月30日生まれ。バドミントンの技術委員による推薦。最近の世界ろう者バドミントン選手権での女子シングルス優勝を含め、多くのタイトルを獲得。ミックスダブルスでも最近のトーナメントの銀メダルを獲得し、すばらしい業績を残している。同選手は審判の判定がよくない場合でも不服を申し立てない。これは彼女のスポーツウーマンとしての優れた資質を示している。数々の挑戦を退け、彼女は現在ろう者のバドミントンの世界ランク、ナンバー1である。 |
クモチョヴァ |
テレザ・クモチョヴァ (チェコスロバキア) - アルペンスキー 54 ポイント 1990年9月26日チェコ共和国のハラチョフ生まれ。テレザは17歳のジュニア選手であるが、すでにデフリンピックで5つのメダルを獲得している。国のスポーツ委員会とアルペンスキーの技術委員が彼女を推薦している。
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ブリュンドゥム |
シャーロッテ・ブリュンドゥム (デンマーク) - サッカー/フットサル 46 得点 1983年10月7日生まれ。サッカーの技術委員による推薦。この選手はサッカーのすべての面を熟知しており、フィールドでどのポジションにも入ることができる。 2006年末のモスクワでのECフットサル大会で彼女は最優秀選手に選ばれた。彼女は所属する健聴のチームにおいても優れた強い選手であり、所属チームは最近第5部に昇格し、今年第4部入りできる可能性も大である。 サッカー選手としての彼女は例外的な技能を持ち、頑健でフィールドでは優れた司令塔である。より重要なのは、彼女は良きキャプテンであり、新のチーム・プレーヤーであることである。彼女はろう、健聴を問わず、サッカー選手をめざす女子選手の優れたロールモデルである。サッカー選手として、熱心に活動しており、デンマークのナショナルチームの仕事もたくさんこなしている。彼女はろう者の権利と生活状況の改善に貢献しており、デンマークおよび世界のろうコミュニティが誇りに思うことができる人物である。 |
リトヴィネンコ |
ガンナ・リトヴィネンコ (ウクライナ) - 水泳 46 得点 1970年12月22日生まれ。 第2回世界ろう者水泳選手権で6個のメダル獲得;金3、 銀1、 銅2. この大会で、自身の持つ2つの世界記録を破った。 100m 自由形では自己ベストを 0.85秒短縮した。 |
フェルム |
セシリア・フェルム(スウェーデン) - バスケットボール 37 得点 1975年10月9日生まれ。バスケットボールの技術委員による推薦。中国の世界ろう者バスケットボール選手権でスウェーデンのチームの一員として銀メダルを獲得。トップ5としての2つの賞に加え、トーナメントのMVP(最優秀選手)に選ばれた。彼女は最高得点者であり、最高リバウンド者でもある。 |
セルバンテス・オルタ |
ホアナ・マリアナ・セルバンテス・オルタ (メキシコ) - 陸上 33 得点 1974年7月18日、メキシコ、ベラクルスのハラパ生まれ。2007年6月20−24日にアグアスカリエンテスで開催された "第12回 全国ろう者陸上選手権大会" で3個の金メダルを獲得した:
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ワックスムート |
マイ マチルデ ワックスムート (デンマーク) - ボーリング 29得点 1977年11月12日生まれ。 本年のすばらしい業績は3個の金メダル取得。 エストニアで開催されたノルディック・バルティック選手権大会の女子トリオで金メダル獲得。同選手権大会の団体、および全種目の部門でも金メダルを獲得。過去何年間か連続してヨーロッパのチャンピオンであったエヴァ・ウルフスパーレを擁するスウェーデンとの団体戦は大接戦であった。 マイ・マチルデは熱心なボーリング選手、頼りになるチームプレーヤーであり、デンマークのナショナル・チームのメンバーとともに試合に参加できることを楽しんでいる。 |