【ICSD eNews 2007年12月号】
◆スポーツディレクターからの報告
女子フットサル優勝 -ドイツ |
男子フットサル優勝 - ウクライナ |
男子フットサル準優勝 - タイ |
マーク・ペリー、リン・パーカー、マーク・バロック、ジョゼフ・ウィルマーディンガー |
2007 は終わりに近づき、ほとんどの国は冬を迎えています。よい、年末年始をお過ごしください。
2008年には7つの世界選手権が予定されており、私たちは大きな責任を感じています。
武道 | 5月21-26日 | フランス、ツールーズ |
卓球 | 6月1-12日 | ブルガリア、ソフィア |
サッカー | 7月1-12日 | ギリシャ、パトラス |
バレーボール | 8月1-10日 | アルゼンティン、ブエノス・アイレス |
レスリング | 9月14-22日 | アルマニア、エレヴァン |
陸上 | 9月22-28日 | トルコ、イズミール |
ゴルフ | 9月28日- 10月4日 | オーストラリア、パース |
すべての開催国に対し、大会がよく組織され、成功を収めることをお祈りしています。
バドミントン
バドミントン世界選手権大会 は2007年9月28日から10月7日までドイツのミュールハイムで開催されました。これは初めてのバドミントン世界選手権で、13チームが競技に参加しました。驚いたことに、ロシアがチーム優勝をしました。準優勝は日本、3位はリトアニアでした。期待のスーパースター、ラジーブ・バッガがいる英国は4位に終わりました。
第2回国際ろうバドミントン個人選手権大会も2007年に開催されました。21カ国から総計101人の選手および59人の役員が参加しました。男子シングルスでは英国のスター選手、ラジーブ・バッガが優勝、女子シングルスではリトアニアのクリスティーナ・ドヴィダイティケが楽々と優勝タイトルを獲得しました。女子ダブルスでは、日本のヒワタリ・ミカとイノウエ・ミホが鋼鉄の意思で優勝、男子ダブルスではすでに長くパートナーを組んでいて、お互いのサポート体制がしっかりしているマレーシアのチャン・ホック・テーとコック・ファン・イェオがタイトルを獲得しました。混合ダブルスではロシアのアレーナ・パブロバとアルテミィ・カルポフが優勝しました。
ここで、競技において重要なラジーブ・バッガのフェア・プレー精神について言及したいと思います。彼はスポーツマンの目標であり、競技相手、レフリーに対しても常に友好的で、いつも回りに人々に歓迎されています。さらに、彼は1989年のニュージーランド世界ろう者競技会で初めてバドミントンの試合に出てから、以後19年間今日に至るまで一度も負けたことがないのです。これは大変な偉業です。
主催者のドイツろうスポーツ連盟(DGS)に敬意を表します。彼らは大会を非常にプロフェッショナルに運営しました。また、すべての試合を、オンラインで生で見ることができるようにしてくれたオランダのライブスコア、トーナメントソフトウェアの両社にも. 言及しなくてはなりません。スケジュールと実際の試合時間は毎日完全に一致していました。
世界ろうバドミントン選手権大会の最後に、伝統的な大陸間の試合(ヨーロッパ対アジア)が行われました。全体的に、競技者のレベルが高く、大変エキサイティングな試合となりました。最終結果は14対10でヨーロッパがアジアに勝ちました。
フットサル
2007年11月8日から18日まで、ブルガリアのソフィアで女子の第1回選手権、男子の第2回選手権が開催されました。この世界ろうフットサル選手権大会に、女子は10チーム、男子は20チームが参加しました。すばらしいドイツの女子チームが3:2でロシアを下し、3位は英国でしたが、それはかろうじてペナルティーシュートで5:3としたものでした(ペナルティーシュート前のスコアは3:3)。
男子ではウクライナがタイに3:2で勝ちました。私の意見ではこの試合がトーナメントで最高の試合でした。両チームの熱意と、優れたテクニックを見るのは大変すばらしいことでした。両チームとも決勝戦を戦うのに相応しいチームでした。3位決定戦もエキサイティングな試合でした。イタリアが2:2から延長戦のペナルティーシュートを決め、5:3で勝利を収めました。
国際テニス連盟 (ITF)ロンドン
2007年12月6−8日、ロンドンの国際テニス連盟本部を訪問しました。私はICSDとITFの緊密なチームワークを期待しています。モットーは「ITFと国際ろうテニスの可能なパートナーシップ」です。この会合には英国ろうテニスのマーク・ペリーも参加しました。彼は私たちのコンサルタントとガイドで彼の経験とアドバイスが非常に役に立ちました。ITFロンドン本部の車椅子開発担当者のマーク・バロックと英国テニス連盟および全英障害者テニス代表のリン・パーカーが私たちの協議相手でした。私たちの会合は大変前向きのものだったので、今後の協力関係が期待されます。
新しいテニスの技術委員
新しいテニスの技術委員としてドイツのトビアス・ブルツが決まったことをお知らせします。2007年ミュンヘンにおけるドレッセ・マイヤー・カップ終了後、前テニス技術委員であったグイド・ジョヴァネッティは退任することを決めました。かれのICSDに対するここ数年の仕事に感謝するとともに、後任がすぐに決まったことを喜びたいと思います。トビアス・ブルツに個人的に活躍を祈るとともに、ドイツろうスポーツ連盟に感謝したいと思います。
以上
ジョゼフ・ウィルマーディンガー
ICSD スポーツディレクター