【ICSD eNews 2007年12月号】


◆技術委員からのメッセージ − 陸上

バーバラ・ソンダーガードと
トルコのリーダーたち

eニュースに記事を書く機会を与えていただき、嬉しく思います。

まず、第一回世界ろう者陸上選手権の開催準備が本格的に始動し、以前お知らせしたとおり、2008年9月の最終週に開催されることを報告いたします。

みなさんもご承知の通り、当初予定していたベネズエラのカラカスでの世界ろう者陸上選手権の開催は取りやめになりました。いくつもの問題があったため、ICSDの運営チームは、ベネズエラでの世界ろう者陸上選手権の開催を断念するしかありませんでした。

幸運にも、私たちは世界ろう者陸上選手権の新しい開催国を見つけることができました。トルコろうスポーツ協会が、予定どおり9月24-28日に歴史ある街イズミル(3500年以上の歴史をもつ)での開催を快諾してくださったのです。私は、12月6-9日まで会場視察に訪れ、選手権が2005年にユニバーシアードがおこなわれたアタトュルクスタジアムで開催されることが決定しました。このスタジアムは、IAAFから第一級の承認を受けているスタジアムで、全ての必要な設備が整っています。組織委員会は、案内を2008年末(訳注:2007年末の間違い?)までに送付する予定です。

予備登録(preliminary entries)の締切りは2008年1月30日に延長されました。すでに11もの国々が予備登録を済ませています。予定通り世界ろう者陸上選手権が開催されることが確実になりましたので、2008年1月末までには、より多くの登録があることを期待しています。

昨年は、数多くのジュニア世界記録が誕生しました。けれども、多くの組織委員会や選手、国々が、記録に必要なジャッジやレフリーの署名を取ることができないという問題に直面したのは残念なことでした。また、ICSD申請用紙(ICSD Application form)をつかうという世界記録の必要要件を遵守せず、地域の申請用紙を使う例も多くありました。主にヨーロッパの人たちがEDSOの用紙を使用しました。まず地域の用紙に記録してからICSDの用紙に記録しなければならないというのは、ジャッジやレフリーにとっても嬉しいことではありません。これからは、全ての人が、ICSD用紙による申請だけが世界記録として認定されることをきちんと理解していただきたいと思います。また、今後はいかなる地域記録も世界記録に優先されることはない、という2007年2月にソフトレークシティの評議員会で採択された決定にも注意を促したいと思います。

2007年に承認された多くの世界記録およびいくつかの承認待ちの記録のリストは、ここで閲覧することができます

バーバラ・C・ソンダーガート
ICSD 技術委員 −陸上

2007年12月18日


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