【ICSD eNews 2006年10月号】


◆会長からのメッセージ

Photo: Executive Director Tiffany Granfors, IOC President Jacques Rogge, and ICSD President Donalda Ammons
ティファニー・グランフォール執行委員長、IOCジャック・ロジュ会長、ICSDドナルダ・アモンズ会長

私が勤務しているギャローデット大学で起きている混乱のために、残念ながら今月は長文の報告を書くことができません。

けれども、ティファニー・グランフォール執行委員長と私が2013年の夏季デフリンピックの会場施設視察のために、ギリシャのアテネを訪問し、実り多い成果をあげることができたことは、報告しておきたいと思います。全体として、アテネ市は、2004年のオリンピックからの設備やリソースが整っており、2013年の第22回夏季デフリンピック開催にふさわしい町だと考えられます。ギリシャろうスポーツ協会は、来年二月にソルトレークシティで開かれる第40回会議において、正式な立候補のためのプレゼンテーションを行います。

ギリシア訪問後、私はすぐにスイスに行き、ローザンヌのIOC本部にて、IOCのジャック・ロゲ会長と会談をしました。私のロゲ会長訪問の記事は、オリンピックニュース(Olympic news)に掲載されました。その話し合いの場で、ロジュ会長は、IOCの法律担当部と相談した後で、ICSDがデフリンピックを含むろう者スポーツを統括する国際的な組織であることを裏付けるための手紙を書くことを約束してくださいました。ロゲ会長は、IOCはICSDをろう者スポーツ組織として認めるが、ICSDは以下の用語やマークを使用することができないことを明言しました。

  1) 競技に関する意味で使われる「Games」という用語の使用
  2) ICSDを示すためのDEAFLYMPICSのロゴマークの使用
  3) ICSDのレターヘッドおよびその他の印刷物におけるDEAFLYMPICSのロゴマークの使用
  4) 上記の制限を全てのICSD会員が遵守すること

数週間以内に、IOCとICSDの間で覚書(MOU)を交わすことが合意されました。ロゲ会長からの手紙とMOUに従い、ICSDは、今後もIOCおよび各国のオリンピック委員会、パラリンピック委員会と調和のとれた関係を維持していくことができるよう努力していきます。お互いを尊重し、協力していくつもりです。

みなさん、ソルトレークシティでお会いしましょう!!

ドナルダ・K・アモンズ博士
会長


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