【ICSD eNews 2006年7月号】


◆熊本会議

 ドナルダ・アモンズ博士は、日本の熊本で開催された第四回世界女性スポーツ会議に、ゲストスピーカーとして参加した。国際女性スポーツワーキンググループは、政府や主要なNGOの代表者および地域の代表者からなる独立調整組織である。 その最大の目的は、世界中の女子や女性がスポーツや身体をつかった活動に参加する機会の発展を容易にし、それを促進していくことにある。

 5月12日、アモンズ博士は300人の参加者を前に、パワーポイントをつかった講演をおこなった。講演録およびパワーポイントによる発表は、ここ



女性とスポーツのための熊本会議
2006年5月14日、日本、熊本:IWG公式プレスリリース

 第4回世界女性スポーツ会議は、国際女性スポーツワーキンググループの後援で、日本の熊本県で開催され、参加者や参加団体は、今後4年間に、女性のスポーツへの参加に関する世界的な状況を前進させていくために手を取り合って、行動していく決意を表明し、盛況のうちに幕を閉じた。

 会議には、100を超える国々から700人の代表者が登録し、歴代の世界女性スポーツ会議の中で最多数の参加者を迎えた。アフリカのボツアナからも25人の積極的な女性が参加した。

 本大会の成功は、積極的に参加してくださった幸山政史市長と熊本市民の方々によるところが大きい。熊本市民は、会議に参加するだけではなく、通りで歓迎イベントを開いたり、開発途上国から13人の代表者が参加することができるように資金調達を支援してくださったりした。

 「熊本共働宣言」のスローガンの元、国際団体、各国団体、国連、青年グループ、各国代表団の選ばれた代表者は、今後4年間、さまざまな活動に従事することを公式に表明した。最後の総会において、積極的なボツワナの代表者は、帰国後は、毎年のイベントをとおして、戦略的パートナーシップを構築し、女性スポーツを促進していくための戦略を開発・実施していくことを約束した。

 会議中に12のワークショップが開催され、参加者は、HIV/AIDSや女性スポーツと民族の問題、スポーツにおけるリーダーシップ文化の変遷、平和と開発の手段としてのスポーツなどのテーマについて具体的に討議することができた。それぞれのワークショップで作成した提案は、IWGのホームページで読むことができる。

 第5回世界女性スポーツ会議は、2010年にオーストラリアのシドニーで開催される。オーストラリア組織委員会は、なつかしい2000年の夏季オリンピックやパラリンピックの映像、シドニー市の見所をアニメーションつきのプレゼンテーションで紹介し、盛り上がりがすでに始まっていることをアピールした。

詳細は、IWGのホームページwww.iwg-gti.orgを参照のこと。


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