【ICSD eNews 2006年4月号】

正しいのはどれ? ICSD? CISS? DEAFLYMPICS?

 我々の団体名としてICSD(国際ろうスポーツ委員会)を使用するようになってから、いくつかの混乱が生じているようである。いったいDEAFLYMPICという名称はどうなってしまったのか。

 2005年のメルボルン大会において、我々の団体名をCISSからDEAFLYMPICSに変更し、それについての国際オリンピック委員会(IOC)の承認を得るために、我々は多くの規約改正をおこなった。

 2005年夏になって、IOCから、“DEAFLYMPICS”という名称を許可したのは、“World Games for the Deaf”(世界ろうスポーツ競技会)の代替名称としての範囲においてであり、それ以外については認めないことを確認する知らせが届いた。その決定を覆すことはできなかったため、我々は団体名をCISSに戻すことにした。

 しかし、我々の団体は本部のあるアメリカで法人化されているため、英語の団体名をつける必要があり、CISSを英語名に翻訳しなければならなかった。これは、IOCがCIOとも呼ばれている経緯とよく似ている。現在の我々の法的な名称は、英語ではInternational Committee of Sports for the Deaf(ICSD)であり、フランス語では、Comite International des Sports des Sourds(CISS)と定められている。

 この説明で、すべての混乱が解決することを期待する。変更点は、我々の名称がICSD/CISSに戻ったということだけである。将来的には、我々が”DEAFLYMPICS”という名称をより広い意味で使用することについて、IOC/CIOからより柔軟な承認が得られるようになることを期待している。

ジェラルド・M・ジョルダン
法律委員会委員長


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