【ICSD eNews 2006年4月号】


◆ソルトレーク・シティは世界初の3つの国際オリンピック委員会認定行事すべての開催地となる


トゥーリンでロッキー市長、オリンピック開催について語る

ロッキー・アンダーソン市長は、ソルトレーク・シティが世界ではじめて国際オリンピック委員会が認定する3つの大会すべてを開催する栄誉ある市であると語った。3つの大会とは、第19回冬季オリンピック、第8回冬季パラリンピック、および来る2007年の冬季デフリンピックである。

日曜日に、イタリアのトゥーリンで、ソルトレーク・シティのロッキー・アンダーソン市長は、国際的なメディアの前でスピーチを行い、オリンピックがユタ州に与えた影響について詳しく説明するとともに、他の市長たちに、オリンピックの伝統を維持するためのアドバイスを与えた。アンダーソン市長は近代オリンピックの創設者であるピエール・ド・クーベルタン男爵の「近代オリンピア」の文を引用し、ソルトレーク・シティとクーベルタンの理想的な開催市の概念を比較した。トリビューン紙が入手したスピーチのコピーによれば、アンダーソン市長は「新しいオリンピアになるということは今までに私たちが見てきたオリンピック行事のすばらしさを忘れず、そのすばらしさを現在の都市の健康的で、賢明な変革に引き継いで行くことである。」と述べた。市長は、世界の過去のオリンピック開催都市の市長とともにそれぞれの都市の宣伝と国際的な関心を高めることを目的としてトゥーリンに招待された、と市長のスポークスマンであるパトリック・スロンソンは述べた。

「ソルトレーク・シティが大規模な、世界選手権レベルの大会を主催できる能力があるのは、ある部分ではオリンピックの競技場の遺産があるからである」と市長は述べた。2002年のオリンピックには25万人の訪問者が訪れ、3億5000万ドル程度の消費活動があった。160カ国の20億人の人がオリンピックを見て、10,600人のジャーナリストによって報道されたと、アンダーソン市長は語った。

ソルトレーク・シティ トリビューン紙マイケル・N・ウェストリー記者

掲載日:2006年4月6日


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