【ICSD eNews 2008年7月号】


◆技術委員からのメッセージー:卓球
ブルガリアのソフィアで行われた第1回世界ろう卓球選手権の男子表彰式

一番多くのメダルを獲得した中国チーム

ブルガリアのソフィアでの第1回世界ろう卓球選手権大会に27カ国からの130人の選手が参加し、成功裏に終わったところです。このイベントを主催してくださったブルガリアろうスポーツ連盟に感謝します。

興味深いことに、この競技で最年長は中華台北のHsia, Jaw-hua選手(60歳)で、団体競技で金メダルをとりました。

女子シングルスでは、スロバキアの天才少女Eva Jurkova(13歳)がデフリンピックや世界選手権のチャンピオンである中国のShi, Ceと大戦し、負けてしまいました。しかしJurkovaは将来楽しみな卓球選手です!

女子シングルスで上位入賞したのは、4人の中国人と4人の日本人の選手で、アジア地区の圧倒的な強さを見せつけました。

女子でも一番いい成績をあげた選手は中国のShi, Ceで、金メダル2個と銀メダル1個獲得しました。男子で最高の成績をみせた選手は台北のWen, Chih-Hsuanで、金メダル2個と銀メダル1個でした。

27カ国のうちダルを取得したのは5カ国のみでした。金メダルは中国(4個)と中華台北(2個)が獲得しました。ヨーロッパはウクライナのみでした。下記のデータをご覧ください。

国名   金     銀     銅  
1.中国 4 2 1
2.台北 2 1 0
3.ウクライナ     1 2 1
4.ドイツ 0 1 3
5.日本 0 1 2

結果:
女子 男子
団体 1.中国
2.日本
3.ウクライナ
1.台北
2.ドイツ
3.中国
シングルス 1.Shi, Ce(中国)
2.Lin, Huan(中国)
3.上田萌(日本)
1.Wen,Chih-Hsuan(台北)
2.Zakladnyy, Gennadii(ウクライナ)
3.Mechau, Mark(ドイツ)
ダブルス 1.Jiang/Huang(中国)
2.Shi/Lin(中国)
3.小浜/上田(日本)
1.Zakladnyy/Gnatyuk(ウクライナ)
2.Wen/Yang(台北)
3.Mechau/Bahr(ドイツ)
混合ダブルス 1.Wang/Shi(中国)    
2.Zakladnyy/Vasylyeva(ウクライナ)
3.Mechau/Hein(ドイツ)

次回の世界ろう卓球選手権大会は2012年の予定です。主催国立候補を歓迎いたします。ろう世界選手権大会の申請書をダウンロードしてなるべく早くICSD事務局までお送りください。

ゾルト・ニーロ
ICSD 卓球 テクニカルディレクター



戻る