【ICSD eNews 2008年7月号】


◆技術委員からのメッセージー:スノーボード
グラビティー・パークにて

大空に飛び出すスノーボーダー

夏、太陽、スノーボード ― キャンプの季節
日は長くなり、気温は上昇し、草花の種から全部芽が出てくる。今こそスノーボードマニアの季節です。氷河がある限り今は夏のキャンプの時期です。夏季は氷河です。解けることのない氷河で、スタイルを改良し新たな技を学ぶために新しく研ぎ澄まされた場でフリースタイラーが見られます。無論、太陽の下でおいしいバーベキューと冷たいものを味わうこともできます。それでも雪より砂と波のほうがお好みでしょうか?

ノルウェーから北米までの半球では長くて厳しい冬のあとに夏がやってきます。南半球では、例えばニュージーランドでは、スノーボードの新しい技を学びスタイルを練習するための機会としてサマーキャンプが行なわれます。しかし将来は厳しいものとなりそうです。地上の温度は確実に上昇しており、氷河に打撃を与えています。炭酸ガスの流出は目に見えません。気象学者によれば、50年もすると、アルプスの氷河は消滅すると言われています。しかし、山ですべるのにまだ充分時間はあります。まずは皆様が自らの二酸化炭素排出量に注意し、車を乗り回すのは極力やめて、素敵な夏の氷河の眺めを堪能してほしいと思います。

暑い夏の日々氷河でのサマーキャンプでさらに成功し楽しむことができますように。

マルコ・ガルマリーニ
ICSD スノーボード テクニカルディレクター


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