【ICSD eNews 2008年7月号】


◆技術委員からのメッセージー:アルペンスキー
3月18日、私はミュンヘンからトルコのイスタンブールに飛びました。Yavuz Tanyeri(聴者)と会い、翌日カースに飛びました。カース協会会長やサリカミス協会会長、トルコスポーツ協会連合のアクタス・オタイ氏に会いました。その後新聞記者やカメラマンが取材やインタビューのために到着しました。

サラカミス・トプラクのホテルに滞在し、Tanyeri氏はいくつかのホテルや会議室、いろいろな競技コースを見せてくれました。そのうちのひとつのコースが適切でなかったため、別のコースを見せてくれました。そのコースは、(2つのパスを行わなければならない?)ジャイアント・スラローム、スラローム、スーパーG、ダウンヒルなどに適したコースでした。しかしそこにはスキーのエレベーター(訳注:リフトのことかとおもいます)がありませんでした。Tanyeri氏は政府の各大臣に許可を求める手紙を出しておくから万事OKだと言いました。森の一部を切り開いてそこにエレベーターを設置することになります。私たちは許可が下りるのを待つことにしました。万が一政府側の許可が下りなかったら、アルペンスキーのコースはなくなり、スノーボードやクロスカントリー競技の設備のみとなってしまいます。ドーガン・イズデミール(ICSDの理事)は3月20日にやってきました。彼が通訳してくれたのは嬉しかったです。3月21日にTanyeri氏と共にクロスカントリーのルートを視察しました。そのルートは最適なものでした。ソルトレイクシティと同じ距離のコースでした。しかし、Tanyeri氏は標高が約2050メートルのところにあるため、選手たちが酸素不足に陥るという問題があると助言してくれました。

Tanyeri氏はトルコ政府宛てに計画案を送付しました。ICSD事務局にそれを英語に訳したものを送るよう彼に依頼しました。3月22日に私はミューニッヒに戻りました。ドーガン・イズデミールに大変お世話になったことを感謝します。

この訪問のあとに、ドーガン・イズデミールから、ある環境団体が森を切り開くことに反対し裁判に訴えたという手紙がきました。そのため、2009年トルコでの世界ろうスキー選手権大会は中止となりました。2010年の世界ろうスキー選手権大会開催国の候補を求めています。ICSD事務局まで申込書をお送りください。(info@ciss.org

また、5月10日にパリでEDSO会長のイザベル・マローリーに会いました。私たちは今後のろうスキーに関するいろいろな課題について話し合いました。

マイク・シュマウザー
ICSD アルペンスキーテクニカルディレクター


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