【ICSD eNews 2008年4月号】


◆陸上
春近し!です。少なくとも北半球では。でも、私がこの記事を書いているデンマークでは、まだ雪が積もっていて、気温も氷点下です。

今年もアウトドアの季節が近づいてきました。2008年9月の最終週にトルコ、イズミルで開催される第一回世界ろう陸上選手権大会まで、あと6ヶ月となりました。

世界ろう陸上選手権に約30カ国から事前登録(または、選手派遣の意思表示)の申込みがあったのは、喜ばしいことです。いつも陸上大会に参加している国の中に、事前登録が届いていない国があるので、イズミルの大会では、30カ国以上の参加を期待しています。

9月の大会には、300人以上の選手の参加が期待されます。残念ながら、事前登録が必要際定数に満たなかった女子3000m障害と女子棒高跳びの2種目がキャンセルされることになりました。

各種目の男子・女子の事前登録数は、以下のホームページで確認することができます。
www.athletics2008.org

IAADは、2008年1月1日に発効される新しい陸上の規則を採択しました。ICSDはIAAD規則に準じますので、イズミルに到着する前に、改訂箇所に目を通し、規則に慣れておいてください。

これまで夏季デフリンピックの出場には、年齢制限がありませんでしたが、これからはIAAFの規則が採用されることになります。ジュニア(18・19歳)は、マラソン以外の種目に出場することができます。ユース(16・17歳)は、投擲種目(男子選手)、10種競技、1万メートル、マラソン以外の全種目に出場資格があります。

2008年の世界ろう陸上選手権では、ジュニア選手は1989年と1990年生まれ、ユース選手は1991年と1992年生まれになります。1992年12月31日の時点で16歳以下の選手は、世界ろう陸上選手権に出場することはできません。

2008年にも数多くのろう世界新記録がでることが期待されています。どうかこれだけは気をつけてください。新記録が認められるためには、必ずICSD World Record Application Form (PDF) を使用しなければなりません。地域連合が使用しているフォームは、いかなる事情があっても認められません。以前のEニュースで書いたことを再度繰り返します。:2007年2月のソルトレイクシティの評議員会の決定通り、いかなる地域記録もろう世界記録には及びません。

バーバラ・ソンダーガード
ICSD技術委員:陸上


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