暫定会長からのメッセージ

ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、ジョン・M・ロベット氏は10月30日(木)、多発性骨髄腫のため、オーストラリア、メルボルンの病院でお亡くなりになりました。私たちはロベット氏を賛え、写真集をwww.ciss.orgおよびwww.deaflympics.comで公開しております。

11月7日(金)、メルボルンで行われた告別式には、CISSを代表してアジア太平洋ろう者スポーツ連盟会長、チョウ・コータン氏が参列しました。埋葬は後日、身近な人々により執り行なわれました。ロベット氏のご家族のご希望により、故人を偲ぶ品として献花ではなく、CISS・デフリンピックへの寄付がなされ、アメリカ、メリーランド州フレデリックのCISS事務局に贈られました。CISSとロベット氏のご家族に対して、非常に多くの個人や団体より、心からの哀悼の意が送られています。私たちは非常にうれしく思い、感謝申し上げます。

2002年10月から副会長職も空席であるため、先日執行委員会により、2005年1月初めにメルボルンで開かれる評議員会で行われる次回選挙までの間、暫定会長として私が任命されました。

ロベット氏の後任を務めるのは大変難しいとは思いますが、この格調高い組織とデフリンピックに対する、故人の情熱と展望を受け継ぐ覚悟です。執行委員会がロベット氏の指示により作成した、長いリストの目標を果たすために、私は執行委員と技術委員の皆様に対し、このような困難な状況の中で、より一層責任を果たしていただくようお願いいたします。

私は2週間後にローザンヌで、国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)の幹部と、デフリンピックへの理解を深めていただくために会談する予定です。また、各国ろう者スポーツ協会がCISS加盟申請をする際に直面する国内での問題について、IPCとともに各国の状況を把握していきたいと思います。

私は来月ヨーロッパを訪れた後、家族と共に連休を過ごし、2005年デフリンピック組織委員会との開催地視察と会議のために、12月27日にはメルボルンに向かいます。

次回のEニュースでは、新たにすばらしいニュースをたくさんお届けできると思います。

楽しい連休をお過ごしください。

ドナルダ・K・アモンズ
暫定会長・事務局長