ジョン・M・ロベット会長からのメッセージ

2003年5月

 皆さん、こんにちは!
 私がこれを書いている今、メルボルンでは晴天が続いており、間もなく厳しい冬を迎えようとしています。降水量が少なく、水不足となっています。今後は雨が充分に降り、2005年のデフリンピックを最高の状態で迎えられることを願っています。
 裁判について良いニュースと悪いニュースをお伝えします。CISS、ジェラルド・ジョーダン、ドナルダ・アモンズと私に対する訴訟についての公式発表を、この記事の中でご紹介しています。裁判の結果が私たちに有利であったことは、うれしく思います。しかしごく最近になって、ジェラルド・ジョーダンとドナルダ・アモンズを相手取り、2月・3月のスンツバルでの待遇に関して、原告が新たに告訴したことは残念でなりません。
 2001年10月に最初の訴訟が起こされ、解決するまで約20ヶ月かかりました。この訴訟でCISSは、15,000ドル(アメリカドル)を超える裁判費用を支払っています。CISS会員と支援者の皆さまには、この支出を補うため、CISS執行委員会があらゆる手段を講じることをお約束します。新たな訴訟の方は早く却下され、費用も少なくなることを願っています。
 大変名誉なことに、管理部長のティファニー・グランフォースが、国際スポーツ科学技術学院の研究科に合格いたしました。彼女はスイスのローザンヌに約一年間行くことになります。彼女が30名の研究科生の一員であることは、ティファニー自身とCISSにとって大変な栄誉です。彼女の受講に関わる費用は高額ですが、幸いにもいろいろな個人・団体から寄付をいただきました。ティファニーの研究費用の寄付に関心をお持ちの方は、Lovett@ciss.orgまでご連絡ください。
 今回のニュースの中で、技術委員補佐のポジションに関心があり、実力と経験をお持ちの方を募集しています。応募を希望される方は、国内のろう者スポーツ協会が応募を支持してくれることを、必ず確認してください。任期は、2005年のデフリンピック終了時までです。技術委員補佐にはメルボルンへ2度行っていただきます。1度目は2004年1月に1週間の研修会、2度目は2005年1月のデフリンピックでは実際の業務で、こちらは最低2週間自国を離れていただくことになります。
 最後の話題になりますが、私と妻は6〜7月にドレセ・マエレ杯のため、オーストリアのペルチャッハを訪れる予定です。大会終了後には、カナダのモントリオールへ行き、ドナルダ・アモンズ、オーレ・アートマン、ティファニー・グランフォースと共にCISS運営委員会を開きます。
 モントリオール滞在中には、世界ろう者連盟ユースキャンプにお招きいただき、2時間の講演をすることになっています。このキャンプには、世界各国から約135名のろう者の若きリーダーたちが参加する予定です。
 運営委員会に続いて、世界ろう者連盟総会と評議員会にもCISSを代表して出席します。さらに、ドナルダ・アモンズとティファニー・グランフォースは、評議員会の展示会場でCISS情報コーナーを担当します。
 評議員会で皆さんとお会いするのを楽しみにしています。

ジョン・M・ロベット(文学修士)