デフリンピック スンツバル2003(2月28日のニュース速報より)

2009年デフリンピック開催地に対する評議員会の投票

2003年2月28日 記事:ジョシュア・ウォーカー 写真:パメラ・メドウズ、ローラ・ハーベイ
今日、ギリシャろう者競技連盟と中華民国台北(台湾)ろう者スポーツ協会が、投票者に対する最後の演説を行い、それはCISS評議員たちの期待を裏切らない、すばらしい内容でした。
今日の演説でギリシャは、2009年デフリンピックで2004年アテネオリンピックの競技会場をそのまま使用できることを強みに売り込みました。これに対し台北は、アジア太平洋地域ではデフリンピックを開催したことがないという事実と、豊富な財政的援助について訴えました。
最終演説の途中ギリシャろう者競技連盟は、台北が提案すると予想される財政支援額と同等、もしくはそれを上回る額を約束して対抗しました。その主な内容は、CISS代表者たちが4日間オリンピック会場に滞在するための費用負担と、発展途上国からの1,300名の選手たちの滞在費負担などです。
最終演説で中華民国台北ろう者スポーツ協会は、最初に提示していた財政支援策に、更に幾つかを加えました。その中には、CISSへの10万ドル(アメリカドル)の資金提供も含まれていました。
双方の演説が終わった後、投票結果が集計され、会長代理であるドナルダ・アモンズが段上に立ち、評議員会に向けて、2009年デフリンピックの開催地は得票数52対32で中華民国台北に決定したと発表しました。