ジョン・M・ロベット会長からのメッセージ

2003年4月

 運営のすばらしかったスンツバル冬季デフリンピックから戻って、数週間がたちましたね。
 今回はまず、私がCISSのワークショップ(研究集会)と第38回評議員会に出席できなかったことを、お詫びいたします。実は、私の身体が「休息」を取ろうとしたらしく、診察を受けざるを得なくなりました。その結果、軽い心臓発作の疑いがあるということで、入院することになってしまったのです。
CISSの関係者であるなしを問わず、私に「ご回復をお祈りします」などのメッセージを下さった皆さまに、この場をお借りしてお礼申し上げます。皆さまどうもありがとうございます。
 次に、私が病院のベッドで寝ている間、私なしでもCISS事務局長のドナルダ・アモンズ博士が、研究集会と評議員会を上手く運営してくれることを、私は確信していました。ドナルダへの私の信頼は正しかったのです。そして退院してから大会会場に戻ると、ドナルダに対する賛辞をいただき大変うれしく思いました。ドナルダ、君のお陰だよ!
 また、CISS執行委員会にはドナルダが任務を無事に果たせるよう、多大なるご助力をいただいたことも存じております。皆さん、本当にありがとう!
最後に、評議員会の報告書原稿を見させていただき、特に評議員会での決定内容に関心を持ちました。
その中で一つ、CISSの会員の皆さまと確認しておきたい項目があります。CISSの名称を「国際デフリンピック委員会」に変更するという、満場一致での採択についてです。
 この提議が76対0という圧倒的な賛成を得ていることは、私も承知いたしております。
 しかしながら、すぐにこの決議内容を実行に移すことは出来ません。今後国際オリンピック委員会(IOC)と、この議題について具体的な話し合いをしたいと思います。まずはIOCの賛同を得ることが先決であり、「国際デフリンピック委員会」への改称を希望することを世界に向けて発表できるのは、その後です。
ですからCISS会員の皆さまには、各国協会の改称や「新」国際デフリンピック委員会について公表するなどの行動は、CISSの公式通達を受けるまで謹んでいただくようお願いいたします。
 評議員会報告書原稿を読みますと、各国代表者の皆さまが案件に対し熱心に取り組んでいただき、またこの2年間、CISS執行委員会の業務にご尽力いただきましたことに、感謝申し上げたいと存じます。
 最後になりますが、私はここ、メルボルンで2005年に開催される次の評議員会の議長を務められるように、強健となるべく健康の回復に努めております。

ジョン・M・ロベット(文学修士)