CISS e−news 2003年1月号

ジョン・M・ロベット会長からのメッセージ

あっという間に、クリスマスとお正月が終わってしまいました。

数週間後には、私たちは素晴らしいスンツバルの地に集い、まずCISSのワークショップと第38回評議員会が開かれ、続いて第15回冬季デフリンピックが始まります。

残念ながら、国際オリンピック委員会会長のジャック・ロゲ氏は開会式にご出席いただけないということで、スポーツディレクターのギルバート・フェリ氏に、この特別な場に私たちとご同席いただけるかどうか、現在返事を待っているところです。

第38回評議員会はたくさんの議題が予定されており、その一つは2007年第16回冬季デフリンピックの開催地です。2007年冬季デフリンピックの開催地に正式に立候補した都市は、これを書いている時点では一つもなく、非常に懸念しております。また、2009年第21回デフリンピックの開催地を、ギリシャのアテネと中華民国台北のどちらにするのか、評議員が決定いたします。

同様に、CISS憲章、デフリンピック規則、ろう者世界選手権大会規則の改訂について、多くの提議が寄せられております。評議員たちは27日と28日のまるまる2日間かけて話し合います。

3月1日に第15回冬季デフリンピックが開会し、続いてスウェーデンろう者スポーツ協会の創立90周年を祝う公式行事が開催されます。この行事には招待客のみが出席することになりますが、皆さんもきっと、この90年間のスウェーデンろう者スポーツ協会の業績に対し、私と同じように心からお祝いする気持ちでいらっしゃるでしょう。

昨年末にCISS事務局から各国ろう者スポーツ協会に対し、国際オリンピック委員会(IOC)および国際パラリンピック委員会(IPC)の双方からの手紙をお送りしました。その手紙には、CISSとその加盟国協会が、国際・国内の両レベルでろう者スポーツを運営・監督することについて、自主・独立性を認めると述べられています。また、IOCとIPCそれぞれの各国加盟協会に対し、CISSとその加盟協会の自主・独立を守ろうとする希望を、尊重し援助するように求めています。メンバー会員たちのスポーツの将来を統制し管理できるまでに、全加盟協会の立場が強くなるには、非常に長い時間がかかるでしょう。

最後になりますが、CISS執行委員会に代わり、2003年の皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。スンツバルでお会いしましょう!

ジョン・M・ロベット(文学修士)