ろう者バスケットボールアジア太平洋セミナー

ヒェル・グンナ、CISSバスケットボール技術委員

CISSバスケットボールの歴史の中で初めてのろう者バスケットボールアジア太平洋セミナーが開かれます。おそらく、ろう者スポーツ界において初めての試みでしょう。

ろう者バスケットボールアジア太平洋セミナーは2002年12月10日〜13日に中国の北京で開催されます。出席するろう者バスケットボール関係者は中国から5名、日本3名、中華民国台北3名、オーストラリア3名、ニュージーランド2名、香港3名。おそらくフィリピンからも2名が出席します。進行役はCISSバスケットボール技術委員のヒェル・グンナ(スウェーデン)が務め、同じくスウェーデンのクリスティアン・ボクルントがアシスタントを務めます。

かかった交通費の75%と滞在費の100%は、国際バスケットボール連盟(FIBA)が補助します。講座はCISS、FIBA、アジア太平洋ろう者スポーツ連合(APDSC)の共同運営であり、チョウ・コータン氏が会長を務めるAPDSCが招待状を送り、実務的な準備をしました。この初めてのろう者バスケットボールアジア太平洋セミナーの結果次第では、今後南アメリカ、アフリカ、ヨーロッパでも、同様のセミナーが開催されることになるかもしれません。

こういったセミナーは、ろう者バスケットボールチームの指導や、自国での新たなチームの立ち上げに関心を持つろう者を対象としています。講義内容の一つとして、健聴者の国内バスケットボール連盟といかに協調し、その結果ろう者バスケットボール界の発展に対し、いかに新たな援助をもたらすのかについても指導しています。