ろう者女子国際サッカーマッチ:デンマーク対スウェーデン

記事:クヌーズ・ソンダーガード

現在、韓国と日本で開催中のFIFAワールドカップをほとんどの方が見ている間に、私はバルディー・スタジアム(1997年大会で使用されたサッカースタジアムの一つ)に昨日の午後と今朝(もう一度)行って第1回ろう者女子国際サッカーマッチ、デンマーク対スウェーデン(45分ハーフの90分マッチ)を見てきました。

この試合は通常のとおり屋外競技場において両チーム11人で行われた最初の(女子)国際試合です。屋内では試合が数回行われているということですが、私は公式な国際試合だとは考えておりません。

申し上げたように初めての女子国際試合であり、試合のレベルはそれほど今までと変わりません。というのはデンマークとスウェーデンに女子選手が少なく、十分なレベルに到達するには何年もかかります。新たな競技はどれも同じですが、伸びていくためにはより良い練習、国内・国際試合を経験することが必要です。さらに昨日は気温が高く試合中ずっと強い日差しが当たっていたこともあり、試合にも大きく影響しました。

レベルは別として試合は大変おもしろく、2対1(前半1対1)でスウェーデンが勝ちました。ゴールを決めたのは、スウェーデンのミアケラ・スウェードグレン(2ゴール)とデンマークのエベリナ・パツケビチ(1ゴール)です。

両チームは今朝もう一度、親善試合を行いました。結果はデンマーク4対スウェーデン2(前半0対2)でデンマークが勝ちました。今日もミアケラ・スウェードグレンが2ゴールを決め、デンマークはエベリナ・パツケビチが3ゴール、シャルロッテ・ブレンダムが1ゴールを決めました。デンマークが交代選手を数名用意したのに対し、スウェーデンは12人のみで試合をしており、2日間で2試合を戦うには当然この差も影響があったでしょう。