選手層の厚さを誇るJAPANアルペンスノーボードチーム

 金メダル3個だけでなく、入賞にも多くが入ったアルペンスノーボードチーム。4年前のスンツバル大会から安藤直哉氏のコーチを受けてたゆまない努力を続けてきたチームの成果がソルトレーク2007で示された。優勝した原田選手と笠井選手以外の選手のコメント:
 原伸一選手「パラレル回転競技の予選で2位に入り、決勝トーナメントの決勝で 優勝候補の原田選手と戦いたいと思っていました。ところが、決勝トーナメント出番の直前にトラブルがあって一時間も待たされてしまい、集中力を保つことが出来ないまま、ゴールの手前で転倒してしまい、メダルも逃してしまいました。 精神面の弱さが出てしまったと思います。今後は健聴者と競い合う機会を多く持 ち、精神面をとくに鍛えていきたいです。デフリンピックは他国のろう者との交 流を通じて検分を広げることも出来て良い思い出になりました。なんといっても、日の丸の旗が上がるのを4回も見ることが出来て大変感激しました。素晴ら しい経験になりました!」  
 原節子選手「大会一週間前からアメリカの現地で練習をしたおかげで、雪質やコースのポイントなどをつかむことが出来ました。パラレルは初めての経験で、 個人ですべるのと、二人で競うのでは試合の感覚がとても違いました。ろう者の 競技仲間を増やして、一般の大会に積極的に参加し、緊張感とうまく付き合うな ど気持ちの弱さを克服していきたいと感じました。デフリンピックの大舞台で金メダルを獲得した日本選手と共に涙を流した日本人を見てとても感激しました。 みなさん応援をありがとうございました。」  
 本木理恵選手「デフリンピック出場は4回目で、スノーボードは初出場でした。 (今まではアルペンスキー)今まで練習してきた成果を発揮できるよう試合に臨み ましたが、大回転では転倒で途中棄権、回転では思う通りにすべることが出来たけれども決勝トーナメントで笠井選手とぶつかり、敗れてしまいました。しかし、笠井選手が金メダルを取ってくれたことを仲間として大変誇りに思いますし、とっても嬉しいです。」  
 高嶋弘貴選手「デフリンピックは選手としてあこがれる大きなイベントで、出場できたことは大変よい経験となりました。今回はメダルを狙えるところまでは行かず、とても悔しい思いをしました。次のデフリンピックに向けて、4年間の 計画をきちんと立てて、スロバキアでリベンジを果たしたいです。」 【写真は事務局撮影:左から高嶋選手、原選手、原田選手、笠井選手、原選手、本木選手】

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