写真ニュース(1月16日)

デフリンピック閉幕

 1月16日、オリンピック・パーク・スタジアムで、DEAFLYMPICSアーモンズ会長(左写真中央の赤い服の女性)が閉会を宣言し、第20回デフリンピック大会(メルボルン2005デフリンピック)、12日間の「ろう者のオリンピック」が閉幕した。
 会場では、いろいろな国の選手がバッジやTシャツを交換したり、握手をして別れを惜しんだり、それぞれが国際交流を深めた。
 4年後、2009年9月5日より15日までの第21回デフリンピック大会開催が決まっている台北の武芸団による勇壮なパフォーマンスに選手は拍手を惜しみなく送った。(右写真)
 「次は台北で戦おう!」
 4年後に向けてアジアが燃える。

 
「選手育成」と「海外大会派遣」が課題

 日本代表団は1月16日午前9時よりメルボルン市内ホテルにて全体ミーティングを開催し、それぞれの競技結果の報告を行なった。メダルは金3個、銀7個、銅1個の計11個。大竹浩司総監督の総括は以下のとおり。
 「メルボルンで開催されたデフリンピックで、日本代表選手は全競技16の内10の競技で、全力を出し切って戦いました。その結果、メダルは目標数31個に遠く及ばない11個となりました。
 一つに、各国選手は若返りが著しく、また国が選手育成に力を入れているところが多いようです。二つに、日本選手は技術のレベルアップは当然ですが、海外試合の経験が非常に足りないことです。
でも成果はありました。ローマ大会と違って、今回のデフリンピックは各競技のろうスポーツ団体が中心になって強化合宿を積み重ねて大会に挑めたことです。
 今後の課題としては、それぞれのスポーツ団体がメルボルン大会の経験を活かして若い選手の発掘や長期育成に力を入れていくことにあります。次回のデフリンピックは必ず今回以上の成果を出してくれるでしょう。
 各競技の監督、またスタッフの皆さまはTD会議出席など忙しい毎日で本当にご苦労様でした。また、期間中、日本からたくさんの応援をいただいたことも嬉しいことです。お礼を申しあげます。ありがとうございました。」