写真ニュース(1月14日)

水泳ニッポン!今村金2銀1

今村可奈選手(大阪府:写真中央)は
200m銀メダル、400m金メダル、800m金メダルと、自由形で圧倒的な強さを見せつけた。
高岸里佳選手(大阪府:写真左)と早川友二選手(神奈川県:写真右)も
他の種目で自己ベスト記録での入賞を果たした。
石井・樋渡組決勝進出

 1月14日のバドミントン女子ダブルス準決勝で、石井満里(北海道)・樋渡美香(東京都)組が逆転でリトアニア組を破り、銀メダル以上を確保した。決勝は15日に韓国組と。同日の混合ダブルス3位決定戦は秋山雅彦(東京都)・石井満里組がロシア組と戦う
灼熱に打ち勝っての「銀」

 
陸上競技の最後を飾るマラソンが1月14日朝7時40分に号砲、泉裕子選手(大阪府)はマイペースで走りつづけた。灼熱の太陽の下、選手が次々と脱落していった。女子選手9名中完走したのは半数の5名。男子選手も19名中9名しか完走を果たせなかった。
 「35キロを過ぎた頃から急にゴールが遠く感じられ、歩いているような錯覚を覚えましたが、気力で頑張りました。(泉選手)」
 3時間11分08秒と自己ベストに遠く及ばない記録ながらも2位でのゴールイン。その直後、泉選手は路面にしゃがみこんだっきり立ち上がることができなかった。軽い脱水症状を起こし、近くの病院で点滴を受けたあと、病院で受け取った銀メダルを噛んで、ようやく「銀」を実感した。
 先にゴールインしたスウェーデンの選手は4年前橋本清美選手(大阪府)が作ったデフリンピック記録を破るタイム2時間57分53秒。しかし、泉選手が保持するろう者世界記録は2時間53分56秒。王座は守られた。
 「日本で秋や冬のマラソンを走るだけでなく、暑さの中で走ることも課題の一つと思います。そして、2時間40分台が次の目標です。」と泉選手は強く言い切った。
 金子誠一選手(山口県)も序盤の13位から一人また一人抜きながら順位を上げて、2時間53分57秒の記録で5位に入賞と大健闘した。
素晴らしい大会

 日本代表団田口博人団長がデフ・スポーツ・オーストラリアのレベッカ・アダム会長に以下のメッセージで感謝の気持ちを伝えた。
 「第20回デフリンピック大会の開催にあたり、メルボルン2005デフリンピック大会組織委員会及びデフ・スポーツ・オーストラリアのご尽力と貢献に対して、日本ろう者スポーツ協会を代表し、心から感謝申しあげます。メルボルン2005デフリンピック大会の内容は、これまでの大会の中で一番素晴らしいものでした。日本の選手も役員も今回の大会への参加を大変喜んでおります。閉会式でデフリンピックの聖火が消えるまで、全てが順調に進むことを心からお祈りしております。」