写真ニュースコーナー2005年1月


 権利保障の鍵は「仲間づくり」
 第10回全国職業安定所手話協力員等研修会兼ろうあ者労働問題フォーラムが1月28日から29日、障害者職業総合センター(千葉県)で開催され、全国41都道府県からろう団体役員、職業安定所手話協力員等147人が参集した。
 開会式の後、松本晶行全日ろう連副理事長が「ろう者の人権・労働」と題して記念講演。自らの弁護士活動の一部を紹介し、基本的人権とは何なのかを問題提起。権利保障の鍵は「仲間づくり」にあると主張。そして参加者たちに、「ろう者の勤労権、基本的人権を守るために頑張って欲しい」とエールを送った。
 その後の分科会では、「聴覚障害者の就職問題」「聴覚障害者の職場定着指導」「手話協力員の業務のあり方」「手話協力員の資質向上」と大きな柱に合わせて分かれたが、今回初めて職業安定所の指導官を助言者に据えた分科会もあり、参加者からは、「昨年より充実した討議ができた」と好評であった。(K)
 Hello, フィジーのトマシです。
 5月札幌でお会いしましょう

  「ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業」第6期生として滞日中のろう者トマシ・タンベラニンボウさんは日本手話の語学研修を終え、いよいよ日本のろう者団体の取組みと聴覚障害福祉の現状の研修に入った。
 1月27・28日の二日間、全日ろう連の運動について研修を行なった後、北海道ろうあ連盟などで地域での取組みを中心に5月まで研修を続ける。
 「手話講習会で学ぶ健聴者は助成金をもらえるんですか?」日本で手話を学ぶ健聴者が大勢いる状況にトマシさんは驚いている。
 フィジーで新しく設立されたろう協会の指導者として期待されるトマシさんは第53回全国ろうあ者大会で、「フィジーに生まれ、フィジーに生きる」と題しての講演を予定している。(O)
ご声援をありがとうございました。

 第20回デフリンピック日本代表団は1月17日メルボルンから無事に帰国しました。
ベストを尽くして戦った私たちを応援くださいました全国・メルボルン市民の皆さん、
本当にありがとうございました。
 特集では日本選手の出場全記録の他、写真ニュースなどを掲載しております。