ブックタイトル新しい手話2016立ち読みweb用

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概要

新しい手話2016立ち読みweb用

『わたしたちの手話 新しい手話2016』をここにお届けいたします。  全日本ろうあ連盟が『わたしたちの手話(1)』を発刊したのは、1969(昭和44)年のことです。以来『わたしたちの手話』シリーズは、『わたしたちの手話(1)~(10)』『続1』『スポーツ用語』『新しい手話Ⅰ~Ⅳ』『新しい手話2004 ~ 2015』と28冊を発行し、約8,000語の手話単語を公表してきたことになります。 これまでの積み重ねは、手話の普及、及びろう者と聴者の手話によるコミュニケーション向上に大きな成果を挙げてきました。そして今、手話に関する環境が大きく変化しています。 2013年10月、鳥取県で手話言語条例が制定されました。現在では、3県及び19市町で条例が制定されています(2015年10月現在)。条例の制定により、手話がろう者の言語であるという認識のもとに、手話でコミュニケーションしあえる地域社会の構築や、手話による意思疎通と社会参加の保障が進められています。かつて手話は、主にろう者と手話通訳者、手話サークル等での限られた場でしか使われないコミュニケーション手段という位置づけでしたが、今や、地域社会そして我が国の共通の言語としての新たな認識に進みつつあるのです。 「新しい手話」は、社会福祉法人全国手話研修センター日本手話研究所「標準手話確定普及研究部」が、厚生労働省より委託を受けて、必要な単語の研究・調査を重ね提案をしています。 今回は、社会・生活、自然・環境など広く使われている用語のほか、以前からろう者が使用している「保存手話」に適切な日本語の単語をあてはめた手話を多く掲載しています。 言語としての手話がさらに広がり、ろう者と聴者が等しくコミュニケーションがとれ、情報の共有ができる成熟した社会環境の実現に向け、本書がその一助となることを心より願っています。  一般財団法人全日本ろうあ連盟 理事長 石野 富志三郎はじめに