北京で手話言語に関するサイドイベント開かれる



 2017年11月27日~12月1日、中国北京でESCAPアジア太平洋障害者十年中間点評価に関するハイレベル政府間会合が開かれました。

 会議期間中の11月27日、世界ろう連盟アジア地域事務局 (WFD RSA)と、国連教育科学文化機関 (ユネスコ:UNESCO)および日本財団が共同で、サイドイベント「言語関連:インクルーシブ開発の中核要素としての手話言語及び言語権」を開催しました。このサイドイベントでは国際手話通訳と英語字幕が提供され、約70名の聴衆が参加しました。

 全日本ろうあ連盟からは、石野理事長と久松事務局長が、日本手話言語の法的認知を推進するための取り組みについて報告しました。WFD RSA運営委委員のIm Sung Taek 氏が韓国における手話言語法が制定されるまでの歴史と今後の課題について報告しました。ニュージーランドからも、Sonia Pivac さんが、ビデオメッセージで、ニュージーランドのろう者の言語権とニュージーランド手話言語の状況を報告しました。

 世界中にいる危機言語を話す人々の状況について、ユネスコ情報コミュニケーション局知識社会部Irmgarda Kasinskaite-Buddeberg氏が、興味深い実例を交ぜながら講演しました。

 日本財団・石井靖乃氏は、アジア太平洋地域のろう者ために自然言語としての手話言語という概念を推進するプロジェクトの構想案について説明しました。香港中文大学手話言語学およびろう者学センター長のGladys Tang教授は、アジア太平洋手話言語学研究および手話研修プログラム(APSL)について、その目的、最新の進展、長期ビジョン等を紹介しました。

ESCAPハイレベル政府間会合本会議の様子
ESCAPハイレベル政府間会合本会議の様子

サイドイベントで報告する石野理事長
サイドイベントで報告する石野理事長

サイドイベントに登壇したパネリストと司会担当者の皆様
サイドイベントに登壇したパネリストと司会担当者の皆様