鳥取県中部地震を受けて倉吉市と鳥取県庁を訪問



 10月21日(金)に鳥取県中部で震度6弱を観測した地震を受けて、石野富志三郎理事長が11月3日(木)に倉吉市、11月4日(金)に鳥取県庁を訪問し、名簿情報の提供などのお願いと被災地の障害者への適切な支援について要望しました。
 協会や県中部聴覚障がい者センターが地震発生後に安否確認を進めた結果、鳥取県中部の倉吉市内の小学校体育館へ避難したろう者が3名いること、東部、西部では被害がないことが確認できました。しかし、倉吉市内で障害者手帳を持っている聴覚障害者約190人のうち、協会や県中部聴覚障がい者センターが把握しているのは約30人にとどまっており、大半の聴覚障害者に支援情報を伝えることができていないことから、行政に名簿情報の提供を申し入れました。
 また、地震発生直後、防災無線が聞こえなかったり、給水やブルーシート配布の場所がわからなかったために、不安なまま過ごした聴覚障害者が多かったことから情報の「見える化」など適切な支援を要望しました。
 鳥取県、倉吉市ともに、被災した聴覚障害者を支援していきたいとの回答を頂きました。

倉吉市と鳥取県庁を訪問 倉吉市と鳥取県庁を訪問
倉吉市と鳥取県庁を訪問

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