消防庁へ聴覚障害者の福祉施策について要望書を提出



 2016年2月22日(月)全日本ろうあ連盟情報・コミュニケーション委員会は総務省消防庁を訪問、聴覚障害者の福祉施策への要望書を提出し、意見交換を行いました。

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全日本ろうあ連盟 情報・コミュニケーション委員会 委員長 中橋道紀
全日本ろうあ連盟 情報・コミュニケーション委員会 副委員長 嶋本恭規
総務省消防庁

要望書を提出

連本第150608号
2016年2月22日

消防庁長官
 佐々木 敦朗  様

東京都新宿区山吹町130 SKビル8F
電話03-3268-8847・Fax.03-3267-3445
一般財団法人全日本ろうあ連盟
理 事 長 石野 富志三郎

聴覚障害者の福祉施策への要望について

 時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 日頃より、私ども聴覚障害者の福祉向上にご理解ご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて当連盟は、2015年6月15日群馬県前橋市において開催された第63回全国ろうあ者大会にて、聴覚障害者の福祉施策に関する大会決議を行ないました。また、2016年4月より「障害者差別解消法」が施行され、障害者への合理的配慮のためにも、聴覚障害者への情報アクセス・コミュニケーション保障の整備が急務となっております。
 つきましては、下記の通り要望いたしますので、その早期実現をお願い申し上げます。

1.緊急自動車の警光灯に、緊急走行、もしくはそれ以外の走行かが聴覚障害者にもわかるような表示を義務付けてください。

<説明>
 消防車や救急車をはじめとする緊急自動車は、警光灯の点灯・回転が緊急時も緊急時以外でも同じである場合があり、聴覚障害者の場合はサイレンの音が聞こえず、緊急走行かそうでないかが判断できません。
 聴覚障害者も、緊急自動車が緊急走行をしているかどうかを判断できるような警光灯の表示もしくはそれに代わる視覚的な表示を義務付けてください。

以 上